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アポカリプト

メルギブ主演映画は結構観てるんですが、監督作は不思議と未見でした。
「パッション」の噂は聞いていましたが、ネタ的に観る気が起きなかったのですよね。

そこに登場したのが「アポカリプト(原題:APOCALYPTO)」
日本では奇しくも「300」という同じ裸漢祭映画と同時期公開で、両者の評判も(秘宝的にはw)しこたま高く、「これは連続観賞だな!」と、意気込んだはいいが諸事情で果たせず、この度、晴れてDVD購入となったわけです。

で、観てみて吃驚!

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いやーん、かーっわい~☆

まあ、上のは冗談として、ともかく驚いたのは普通に血沸き肉踊る活劇だったということ!もちろんこの「普通」はイイ意味でね。
観るまでは主に「パッション」の評判から、どんだけアヴァンギャルドな作品かと心配する部分もあったけど、よく引き合いに出される「ランボー」よりはるかに感情移入しやすく、一般向けな内容ではないですか。

確かに冒頭から(ブタの)内蔵取り出したり(ブタの)キンタマ生で食ったりするシーンはあるし、イケニエの儀式では(人間の)心臓掴み出しや(人間の)首チョンパ&ゴロゴロ転がしとかありますが、これが前評判ほどひどくはないの。

まず、なにより村人達の描写が素晴らしい。
とても生き生きと彼らの健全な生活が描かれていて、だからその生活の一部である冒頭の野豚狩りとその解体の様子に残酷さは微塵もない。
村人達の書き分けも上手くて、微笑ましく、心に残る。
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※心に残るシーン。男なら!(笑)

だからこそ、その後の悪夢のようなマヤの襲撃から先、主人公ジャガー・パウ(何気に凄い美形!)と私(観客)の心がガッチリ一つになるわけです。
この感情移入度の高さ、一体感はここ最近の映画ではダントツです、確実に。

生贄シーンの残酷描写も、私なんかは思いっきり期待してたんですが(笑)インディ・ジョーンズの「魔宮の伝説」の方がよとぽどグロいんじゃない?ってレべル。

その敵(マヤ帝国)側の人物描写も良いですね~ね!wataruさん
メル、監督業も上手かったんだなァ・・・「パッション」や「ブレイブハート」も気になってきた。

はっきり言おう。
コレ家族で見てもOK!
実際、悪者に襲われたパパが家族のために孤軍奮闘する話なわけで、グロ度ひかえてアニメにすれば立派にディズニーアニメよ?コレw



最後に一応苦言も呈しておこうかな。
ストーリー自体があまりに王道なために、後半一部のキャラの心配をしなくてもよくなっちゃうあたりは若干のマイナスか。
まー「正統派活劇」だからしょうがないのかな?
あと、一部のキャラのその後が凄く気になります!彼らとか婆さんとか子供たちとかね!教えて、メル!凄く気になるのよ!
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・・・しかし、ホント美形だわー。土人も馬鹿に出来ません、ホント。
by rushiha666 | 2007-11-30 21:09 | 映画感想‐アクション‐
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