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ミラーズ(原題:MIRRORS)

c0154066_0241246.jpgなるほど、確かに、純粋なホラー映画を求める向きには不評だろうなぁ。
と、いうのもこの映画、途中からホラー映画じゃなくなるどころか、なんというか、ごった煮?あるいは闇鍋?
ともかく、ジャンルに拘る人にとっては、我慢のならない作品でしょう。

私は大好きですけどね!

アレクサンドル・アジャの今後を占う上で、これほど重要な作品もまたないと思うのです。
この闇鍋映画は、
「あぁ、アジャもとうとうやっちゃった><」
というものではなく、明確な、アジャ自身による迷いのない設計の上に構成されたものなのではないか、と。

ごった煮、闇鍋と呼ぶ理由は、部分部分で作品のトーンが豹変するからなのですが、例えば。
中盤、キーファー・サザーランドが幽霊百貨店の来歴や○○○○○を調べるシーン等は、彼が某有名海外ドラマでジャック・バウアーなのも手伝って、まるで刑事モノかポリティカルサスペンスです。(その間、微塵も怖くないw)
また、○○○○○を探し田舎に行くシーンで出てくる民家とそこの住人は、まるで田舎系既知外一家的風貌(外には壊れたトラックまである!)で、いらぬ期待を抱かせてくれます。
そして話の肝であるある過去のシーンなど、いっそ、○○○○○を主人公に「ミラーズ・ビギニング」
なんか作ったら、むしろ本編より面白いんじゃね?って思いましたし。
(いやぁ、○○病院で殺し合いの末○○全員死亡の地獄絵図とか観てみたいと思いません?)
(あとベクトル変えれば『サイレント・ヒル』に迫れたよね)
そして、問題の終盤、某POVも吃驚なあの展開!(アレは読めないわw)
で、ハリウッド大作もかくやの大○○シーンを経て(いるのにもかかわらずw)、オチは「ミステリー・ゾーン」!

実際、それらののシーンをもっと細かく交差させれば、ここまでごった煮感はなかったと思います。
でも、私はそのあまりの露骨さに、そこに作為を感じずにはいられなかったのでした。
ようするにアジャは暗にこう言いたいのでははいかと。

「俺は、オカルトも警察モノも○○映画もアクション超大作だって出来ちゃう男なんだぜ?」

「ヒルズ・ハブ・アイズ」で完璧なオリジン越えリメイクを作った彼にとっては、また単なるリメイクを成功させるだけなら、オファーを受ける意味はなかったんじゃないでしょうか。
キーファー・サザーランドという一級の俳優を演出(この業界だとコレ結構重要らしい)し、なおかつあらゆるジャンルを監督し得る多彩さを見せ付ける、謂わば、

アジャの業界向け自己PRムービー。

・・・まぁ、そうだったとしたら、それは一観客からすれば利己的な行為にすぎませんが、でも、ここまでハチャメチャなら、それだって逆に許せちゃうじゃない!W
だって・・・

以下、オチバレのため未見の人は回避推奨!
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by rushiha666 | 2008-12-29 00:27 | 映画感想‐ホラー‐