カテゴリ:小説( 28 )

7月の購入予定(書籍編)

予定表をつらつら見ていて「買うものねーなー。まぁ財布に優しいからよいか」などと思っていたら度肝を抜かれた。

7/下 ジャック・ケッチャム「ジャック・ケッチャム中編集(仮題)」扶桑社文庫

ようしケッチャムの夏が来るぜ!しかしケッチャムの長編以外の作品は初めてだ!いったいどんなスタイルなんだろう!嗚呼、7月まで俺は死ねないな!くっそーノってきたぞ、勢い余って「The Lost」の輸入DVD買っちまいそうなくらいに!
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by rushiha666 | 2008-06-10 20:25 | 小説

「人類が消えた世界」を紹介してみる。

えー、とりあえず版元の早川書房のHP内に特設ページ(http://www.hayakawa-online.co.jp/wwu/wwu.html)があるのでそこを見てください。おわり。

・・・じゃ、あんまりなので(笑)、この2100円もする、通勤ラッシュでは読みにくいから普段はほとんど買わないハードカヴァー本「人類が消えた世界」のどこに惹かれたのかというと、今までさんざん使い古された『どうやって人類は絶滅したのか』ではなく

『人類がある日ひょっこり消滅した後、地球は、世界は、ビル街は、あなたのマイホームはどうなるのか』

c0154066_20284431.jpgを、人類消失の翌日から太陽の膨張で消滅する50億年後まで、人間不在の地球をシュミレートした本だから。
こういうアプローチって、多分、初めてですよね。
丁度「アイ・アム・レジェンド」の別エンディング版を観た後なので、余計にこのアプローチは興味深かったりします。
例によって未読なのですが、丁度近日中に新幹線など利用する羽目になりそうなので、その時に持っていこうかな。
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by rushiha666 | 2008-05-16 15:06 | 小説

『シルベスター・スタローン・他』 の、真実

c0154066_14465132.jpg「ランボー最後の戦場」(ハヤカワ文庫NV)が入荷したのでチラ見してみましたが、著者『シルベスター・スタローン・』の実態がわかりました。
表紙を見ると、さらに横山啓明[訳]とありますが、英語で書かれた奥付を見ると、

RAMBO
A Novel by Hiroaki Yokoyama
Based on the screenplay by Art Monterastelli & Sylvester Stallone
Based on the characters created by David Morrell


ようするに、シナリオから日本の作家(この場合翻訳家)が小説化した、あまり歓迎されないノベライズ手法です。映画「バイオハザード」の1作目や「サイレントヒル」で私も痛い目を見たパターン。
(おかげで、寄寓にもこの2作の小説家を担当した某作家のオリジナル作品を読む気が失せたものです)
そして、当然マレル、ノータッチ(涙)
これが一番痛い・・・ちょっとだけとはいえ、やはり期待しちゃっていたんだなぁ・・・
それにしても・・・薄っいなぁ・・・ホント、絵に描いたような映画タイアップノベライズだ・・・いや、勿論「読んだら面白かった」という可能性もあるんですけどね。
翻訳家が書いてるので、外文的雰囲気はあるかもしれないし。
でもまぁ・・・映画観た後、時間と金銭的余裕があったらで、いいかなぁ・・・

c0154066_1448754.jpgそれより気になったのが同日発売のブライアン・マギロウェイ「国境の少女」(ハヤカワ文庫HM)
表紙のデザインが帯を含めて(この画像は帯ナシだけど)秀逸だ・・・
冒頭、降りしきる雪の中、死体で発見される少女の姿を描いてるわけですが、雪、地面、少女(の死体)、そして国境線を意識しているであろうタイトルの位置と、縦書きの帯の文がデザイン的に素敵過ぎる。
物語も、複雑なアイルランド問題と深く絡むようで興味を惹かれます。
テロリストやら傭兵やら、そういうのがやたら出てくる小説を好むせいかアイルランドとその諸問題は身近なネタですが、しかし、真っ向から描いたのを読んだことがない私。
せいぜいフォーサイスやクランシーの諸作で触れた程度。
あとはグリーングラスの映画「ブラディサンデー」くらいかな。
これは良い機会かもしれません。

そうそう、前に触れた(やはり同日配本の)フランク・シェッツィング「深海のYrr(イール)」(ハヤカワ文庫NV)はやはり面白そう。
c0154066_14494398.jpgc0154066_14501155.jpgc0154066_1450247.jpg
発見される異様な海洋生物に端を発し、毒性生物の増殖、多発する海難事故、魚介類に潜んでいた病原体が振るう猛威など、なんとなく(いや全然違うけども)最近ボ~っとすると手にとってしまう漫画「HUNTER×HUNTER」のキメラ・アント編を想起してしまうな。
表紙デザインもグゥ。

c0154066_1512514.jpgでは最後に、ジーン・ウルフ「拷問者の影」(ハヤカワ文庫SF)新装版表紙画像などを。
私未読なんですが、本編のイメージには沿ってるのかな?
やっぱり旧版の表紙のが素敵だったなぁ・・・というのは懐古主義がすぎますかね?^^;
まぁ、未訳分も訳出される今回の新装版は、表紙がなんだろうとマストバイなわけですが。
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by rushiha666 | 2008-04-24 15:10 | 小説

[けだもの]感想(3)ノーラ②

c0154066_1582465.gifぶっちゃけてしまえばノーラは人狼で、その獣としての欲求を満たさんがための「無軌道・ルール無用」なのだけれど・・・
それは逆に人狼のルールにはがんじがらめに縛られていることを意味したりする。
ようするに、ヴィクという残虐にして独善的かつ気まぐれな最悪の人狼に。
ヴィクとノーラの関係は「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のトムクルとブラピのそれに近い。
(シドはさしずめキルステン・ダンストだねw)
悪しき導師と無垢な弟子。
そして悪いことに導師は男で弟子は女だった・・・

ノーラが人狼の素質を持つシドにコナをかけるのも、それは恋人ヴィクから逃れたいからなんですよね。
気に入らない奴は食い殺すと嘯くノーラが、一切の抵抗を諦めてしまうほど、恐ろしい力を持った人狼、ヴィクから。
そして、なんでノーラがヴィクのもとを離れたかというと、その理由は人狼云々ではなく、ヴィクが「女たらし」で「都合のいい時だけノーラを要求」し、しかも「DV野郎」だから。
ね?ホラーでもファンタジーでもなく、酷くリアルなものなんですよ。
まったく亀母さんが言うとおりで、

>内面は女性ならではの苦しみを抱えているんです。
>この苦しみは既婚の女性の方がよーーーく分かります。


そして、さらにもう一つ重要な、「既婚の女性の方がよーーーく分か」る理由。
それが、「子供が欲しい」

変身したヴィクやノーラの描写で真っ先にあがるのが「醜い」というもの。
狼男というよりは、彼らの変身体は醜いが強力なフリークス的モンスターとして描かれます。
じゃぁ、ソレがこの作品における人狼の定義かというと、違いまして。
実は、この作品にはもう1種類の人狼が出てくるのです。
ヴィクやノーラとは違い、人とは交わらず、人里はなれた山奥に隠れ住む、平穏を求める一族が。
(彼らこそ、冒頭でシドが邂逅する、神々しい巨大な狼なわけだけど)
おそらく、ノーラやヴィクは突然変異的存在で、ノーラの不妊も、彼らのイレギュラーな突然変異的な遺伝子構造ゆえなんじゃないか、と(私は)思います。

だから、最初は傍若無人一般常識無視の、時にシドの本能が警鐘を鳴らす危険な女ノーラのその行動の裏に、ヴィクへの恐れと、実に人間的な幸福への願望があり、それが彼女を急き立てているとわかるにつれ、だんだんと彼女が可哀想に思えてきます。
夜の慟哭と、過去のヴィクの仕打ち(ぎゃー><)が明かされ、そして、トイレでの死産の後は、特に。
そして、ついに追いついたヴィクを前に、彼女は、シドを生かすことを条件に、ヴィクの奴隷に戻ることを選ぶ・・・

ヒロインだよねぇ・・・どう考えてもヒロインの立ち位置。
(以下さすがにネタバレが凄いので追記で。未読の方は回避が吉です)

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by rushiha666 | 2008-04-17 15:10 | 小説

筒井康隆がラノベ!

筒井康隆氏ライトノベルを書くんだそうですよ、奥さん!

「ビアンカ・オーバースタディ」詳細 発表!
http://d.hatena.ne.jp/flow2005/20080407/p1
(ソース:筒井康隆氏についての…)

しかも、挿画はいとうのいぢ!(涼宮ハルヒの憂鬱の挿画担当である)
まぁイラストはどうでもいいのです。
(マジでライトノベルとして売ろうと言う意志が伝わると言う意味では重要だけど)
それより、かの筒井康隆が、ライトノベルの文法を、定石を、どのように取り込みかつツツイ色に染め上げるのか、興味が湧き上がってしかたありませんよ。

そんなわけで初夏発売らしい「ファウストVol.7」は頑張って確保しなければ!(通常は配本ないのでね^^;)
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by rushiha666 | 2008-04-15 20:25 | 小説

早川書房様への謝罪

前の記事のコメントにレスする前に記事をUPする無礼を許してください><
しかし、これは迅速に訂正が必要な事柄なのです。
何故ならば・・・!

ハヤカワ・オンライン:ランボーの検索結果
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/item_search_list.php?series_id=304

全巻復刊しとるやん><
御免なさい、早川書房様!!
昨日の記事で「インディ・ジョーンズは新作あわせで旧ノベライズを新装復刊しておいて、ランボーは無視ですかそうですか・・・」なんて書いてホントに御免なさい。
ホントに申し訳ありませんでした、早川書房様!とんだ誤報でした!許してー!
(でもやっぱり新装版じゃないのね)(←しつこい)
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そんなわけでみんな読もうぜ「一人だけの軍隊」!
マレルじゃなくても俺は「最後の戦場」も読むぜ&観に行くぜ!

余談だけど、かからないエンジンさんのコメント読んでつい「マレル」でググったら、「ランボー最後の戦場」の成功を静かに見守るブログ様(http://firstblood.blog18.fc2.com/)に↓なページを発見。
(まぁコレ発見しちゃったおかげで休憩時間にレス書けなかったのだけどね・・・)

ランボーの原作者 最新作に大満足のコメント
http://firstblood.blog18.fc2.com/?no=39

楽しみだ!嗚呼、楽しみだとも!!
(なんかランボーシリーズ再読したくなってきちゃったなぁ・・・)

ついでにリンク貼っておこうっと。

「ランボー最後の戦場」公式HP
http://rambo.gyao.jp/

We will be ランボー(公式ブログ)
http://blog.livedoor.jp/roadtorambo/
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by rushiha666 | 2008-04-09 20:59 | 小説

読書予定4~5月(予定は未定)

最近、ホント映画を観る時間も、感想記事書く時間も捻出できず困っています。
読書もね・・・まぁ、これは通勤時の携帯ゲーム(モンハン)率が高まってるせいだけど。
そして、ゲーム・アニメネタを別ブログに移した結果、メインブログの更新率が大幅低下の危機><

そこに丁度5月の文庫発売予定表が来たので、またしてもリストで誤魔化し記事です。スンマセッ><
しかし・・・5月は食指が動く文庫が無いなぁ・・・まぁ、本もかなり積んでいるのでいいんですけどね・・・(でも寂しい)
よし、じゃぁ4月分も含めていってみよう。

4/23 ジーン・ウルフ「拷問者の影」ハヤカワ文庫SF
昔刊行していた《新しい太陽の書》シリーズの新装版。
なんと、以前の版では未訳の最終巻(続編)も訳出されるとか。こういう復刊は大歓迎ですね。
このシリーズは前の店舗で積んで結構売ったっけなぁ。(数年前までは版があったんです)
私は未読だったんですが、「主人公が拷問人」という素敵設定の部分にだけ反応して仕掛けたんですよね(笑)
せっかくの新版(訳者は旧版と同じなので新訳ではない)なので今度こそ買ってみようか・・・
ところで、今回表紙が「デス・ノート」で有名な小畑健になっています。
去年、太宰治「人間失格」(集英社文庫)の新装版が小畑表紙でやたら売れましたが、こちらはどうでしょうね。
小畑+ファンタジーというと、つい打ち切りで終わった漫画版ブルードラゴンを思い出してしまいますが^^;
それにしても、ハヤカワのシリーズはキチンと毎月刊行なのがよいなぁ。
東京創元様!コナンの続きはまだですか!?><

4/23 フランク・シェッツィング「深海のYrr (上中下)」ハヤカワ文庫NV
『ドイツで『ダ ・ヴィンチ・コード』とベストセラー第一位の座を争った超話騒然の傑作』
って情報しかないのですが。
でまなんか、タイトルが気になって。
「Yrr」が謎ですよねぇ・・・ぱっと見のイメージはクトゥルー?それともディオの掛け声?(笑)
表紙と粗筋次第で衝動買いしてしまいそう。

4/23 シルベスター・スタローン他「ランボー最後の戦場」ハヤカワ文庫NV
ゴア描写大増量で切株派も期待のスライの不死鳥企画第2弾。
しかし・・・しかし、著者名を見て私はちょっとガッカリなのです・・・
そう、原作者ディヴィッド・マレルの熱烈信者として、俺はガッカリなんやで?
ご存知「ランボー」はディヴィッド・マレルの処女作「一人だけの軍隊」(絶版※再販してました!!)の映画化作品なわけだけど、なんと以降の映画版続編のノベライズを原作者自らが務めたという稀有なシリーズでもあるのです。
なので、この最新作ももしや・・・と、期待していたのですが・・・嗚呼、残念><
ん~、でも、「他」の部分にマレルがいるかもしんないね。もうちょっとだけ期待してみようか・・・
それにしても早川書房様。
インディ・ジョーンズは新作あわせで旧ノベライズを新装復刊しておいて、ランボーは無視ですかそうですか・・・
いやまぁ、ソッチの方が儲かるのはわかるけどさぁ・・・せめて「一人だけの軍隊」だけでも・・・
ええと、壮絶なサバイバル・人間狩り小説が読みたい人は古本屋さん漁ってね!

「一人だけの軍隊」はホント凄まじい迫力だから!映画が裸足で逃げ出す勢いだからね!
(今回の映画がどこまで迫れるかが個人的関心事であります)

発売中 大槻ケンジ「ステーシーズ少女再殺全談」角川文庫
オーケンの異色ゾンビ小説の、外伝まで網羅した完全版。
オーケンの小説は読んだことないんですが、どうなんですかね?
評価は高いし、SFマガジンなんかに寄稿してたりして、好印象なんですが。
そのゾンビ小説ですからね・・・今月はある小説を優先したのでパスしましたが、そのうち買いそうです。ゾンビだし。

発売中 フレデリック・フォーサイス「アヴェンジャー(上下)」角川文庫
私は初期のフォーサイスが大好きです。
特に「戦争の犬たち(上下)」は、上記の「一人だけの軍隊」に次ぐ読み返し数を誇ります。
しかし、「ネゴシェイター(上下)」が徹底的に合わなくて、しばらく離れていたのです。
この人は未来予想的フィクションより過去の事実にフィクションを織り込む作風の方が巧いと個人的には思うので、9.11に絡めた本作にはちょっと期待してみたり。
でも、ちょい思い切りが足りず、スルー。

で、今月色々スルーして買ったのが、コレ。
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スコット・スミス「ルインズ 廃墟の奥へ(上下)」扶桑社文庫 
「シンプルプラン」のスミスのン年ぶりの第2作・・・寡作な人ですね。
で、ライミの映画版すら観ていない私が何故この小説をチョイスしたかというと、それは
田舎系ホラーだから。
しかも、メキシコからマヤの集落に舞台が移り『地獄への扉が開かれる』(カバー裏解説より)ときたらもう、妄想は勝手に、
もしかして「アポカリプト」?いやさ「食人族」!?
と、盛大に膨らんでしまうというものです^^;
あとコレ、映画化が準備されてまして(今撮影中かな?)例によってZOMBIE手帳様に本編スチールが載っていたのです・・・いやぁ、グロい。
と、いうわけで、次に読むのはコレに決定~♪

ただ・・・
私、新しい本読んじゃうと前の本の感想書けなくなっちゃう人なので、「けだもの」感想仕上げてからですが・・・

(・・・いい加減引っ張りすぎだよね「けだもの」は・・・今度の休みに頑張って書きます><)
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by rushiha666 | 2008-04-08 21:02 | 小説

[けだもの]感想(2)ノーラ①シド萌え

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ハルヒノーラ「ただの人間には興味ありません。この中に狼男がいたら、私のところに来なさい。以上!」

c0154066_21152447.jpg
キョンシド(…これ、笑うとこ?)

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キョンシド(えらい美人がそこにいた)

c0154066_21183026.gifえーと、「涼宮ハルヒの憂鬱」感想ではなくてですね、ー応れっきとした「けだもの」(スキップ&スペクター著)の誰も待っていない感想その2なのです。(まぎらわしい?スンマセ><)

法的にバツイチ確定で酒に逃げつつある日雇い労働者シドの前に現れたのが、ノーラ
バー《カメレオンズ》に現れた途端、全ての男の羨望のまなざしと、全ての女の嫉妬と敵意を一身に受けた(そしてそれを歯牙にもかけない)美女ノーラは、なんとシドにコナをかける。

その際のシドの狼狽ぶりがウケるというかひじょーに良くわかるといいますか(笑)
特に、シドの落ち目ぶりと、それでも底辺まで落ちまいとしがみついている様子が、彼の過去や、本当のロクデナシであるマーク・パンコウスキのそれとの対比でしっかり描かれているだけに、ひじょーに共感出来てしまうんです。
境遇的共感を別にしても、いわゆる「デキる男」「イケメン」「女殺し」「ナイスガイ」という称号とは無縁の私としては、明らかに分不相応な美女と視線があったら思わずうつむいてしまう、その気持ち…わかる!よおっく、わかるでぇ!

と、思わずシド君とヘモリッジング・ブレイン(劇中に出てくるカクテル。通称、脳味噌。どんな味なのかなー)酌み交わしたくなってしまうわけです。
その後のノーラとの会話での、シドの中学生みたいな反応ひとつとっても(シド可愛いよシドw)、いやぁ、男性心理が良く書けてる。

しかし、そうやって降って沸いた幸運(だって、離婚調停成立の夜に、美女に口説かれるんだぜ!)に盛り上がっちゃったシド君の酔いを一気に醒ますのも、またノーラ。

冒頭の画像と台詞は、ようするにハルヒ嬢の「俺様主義」「傍若無人」「他人の都合無視」なトコをノーラの性格にひっかけたわけだが、実はちょっと苦しい。
というのも、ノーラに「デレはない」のでね。
ずっとツンなんだぜノーラは!
しかも、小市民シドの常識とは若干・・・否、かなり異なるルールに生きる女で、シドからすればどうとでもないような事に拘り固執し、そしてシドにとっては大事とも思える事をアッサリ無視する。
(ここらへんのイケイケぶりはハルヒに通じなくもない)
さあ、デレのあるハルヒと、デレないけどHしまくりOKのノーラ。
あなたなら、どっち?

…しかし、よく考えたらスプラッタパンクをラノべ原作アニメに例えても、両ジャンルの共通読者でしかもウチのブログ見てる人なんて…いるわけないね!><
そんな奇特な守備範囲の人間なんて、自分しか思いつかないし!
この感想記事駄目じゃん!><

しかし、書いちゃったものは仕方ないので、この調子で、「つづく」。(えー
次はちょっとノーラについて、彼女が迎える物語的結末も含めて(よーするにネタバレ全開で)書きます。
なかなかに白黒つけがたいんだよね、ノーラってキャラクターは。
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by rushiha666 | 2008-03-19 14:58 | 小説

[けだもの]感想(1)

c0154066_22533146.gifさて、やっとこさ「けだもの」感想ですよ。
ただ、「セル」同様分割感想ですが。
最近ただでさえ読書ペースが遅くなっていたのですが、先日の棚卸徹夜で通勤時間が完全に睡眠(もしくは単にほうけている)時間になってしまい、ほとほと困っています><
そんなわけで、とりあえず第1部「ノーラ」の、さらに第4章までというていたらくでお送りいたします。
だってだって。第1部だけで300ページもあるんですよぅ~。という泣き事的理由もあるんですが、語るには丁度良い区切りであることも確かでして。
さて、前置きはこれくらいにして、あちらで映画公開(DVDスルーの可能性もあるけど)を控えたスキップ&スペクター著「けだもの」感想(1)は下の「more」からどうぞ。
ちなみに、基本的ネタバレあり、しかも再読感想につき後半の展開に言及する可能性もあります。
まぁ、絶版本だからいいよね?

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by rushiha666 | 2008-02-26 23:09 | 小説

最近の読書事情:あるいは『金星の尖兵』感想

スティーブン・キング「セル」(早川文庫)読了
   
さて、候補は山のようにあれど、どうもウィル版「アイ・アム・レジェンド」や「セル」の不満がしつこく燻っていて、ああいう「人間が似て非なる存在」に代わっていくSFかホラーで、風呂敷の畳み方が巧い小説なかったかな~なんて自宅の本棚を眺めていたら・・・ありましたありました。
エリック・フランク・ラッセル「金星の尖兵」(創元推理文庫)
・・・勿論。絶賛絶版中><
カバーに付いてる定価を見ると・・・なんと170円ですよ(笑)

「人形使い」「盗まれた街」「影が行く」タイプの侵略SFなんですが、主人公が超能力者であるところが変り種。

主人公は幼い頃の経験から自分が超能力(読心能力)であることを隠して生きているのだが、犯罪者のがなりたてる《心の声》が聞こえてしまい(彼は普段は他人の心の声を聞こうとはしないが、犯罪者の興奮、不安、葛藤などの感情は怒鳴り声のように聞こえてしまう)、それとなく警察を誘導して逮捕に協力することから、地元警察から、ちょっとした「名探偵」と目されている。
ある日、《断末魔の声》を聴いてしまい、ある警官殺しに関わるのだが、それとなく能力を駆使しある重要参考人に目星を付けた主人公は、その女性の心に《探り》を入れる。
すると、その女性は(普通の人間なら気付かないはずの)《探り》に驚愕し、その《心》が罵った。
『この、地球人の畜生め!』

探偵モノ+超能力SFと思いきや、ここで一気に侵略SFに変貌するわけだから吃驚しましたよ。
ここで、どれくらいの規模になっているともしれない宇宙人の侵略を阻止するため、主人公は軍を動かすことを決意するのですが、この主人公の頭の切れっぷりが気持ちいいったらありません。
たらいまわしを避けるためこれまた能力を効果的に使って、最短距離で権力の中枢に切り込み、見事将軍とパイプをつなぐ手腕とか、昔読んだ時も「カッコイー!」と思いましたが、やっぱり、カッコイー!

軍がからんでからは、一種のポリティカルサスペンスに変貌します。
彼の能力や推理を頼りに宇宙人に乗っ取られた人間の住処を軍が強襲したり、また、先の精神的接触で主人公を危険な存在とみなした宇宙人側の奇襲など、ここらへんは「24」っぽく映像化したら面白そう・・・
って、コレめちゃくちゃ映画向きじゃなの。なんで映画化しないんだろう??

そして最後まで「超能力」と「寄生型エイリアン」という二つの要素をバランスよく料理し、緊迫感溢れるクライマックスを演出した上、寄生型エイリアン駆除を都合主義や「必殺!大爆発!」ではなくキッチリと描いてあって・・・やー、上手い。
気の利いたラストなんかも含め、やはりこの小説は大好きだ。
出来れば著者の「超生命ヴァイトン」や「大いなる爆発」なんかも読んでみたいところだけど・・・古本屋で見かけたことすらありません。
さすがに、古い作品ですからねぇ・・・
と、いうわけで「金星の尖兵」も読了。
   
先日の「Black Sheep」に続き、そろそろ「The Girl Next Door」を観ようかしら?
じゃあ、その前に原作本、ジャック・ケッチャム「隣の家の少女」(扶桑社ミステリー文庫)を再読しておこうかしら?
   
「隣の家の少女」・・・第1章で挫折・・・orz
・・・やっぱコレは早朝の通勤電車内で読むべきではないですな・・・こう、1日の仕事のモチベーションに影響があるというか・・・
『再読のくせに何言ってんのよ』
と言われるかもしれませんがね?
どう頑張っても「あの結末」にしかなりえないことを了解した上でその過程を見続けるしかないというのもまた、一種の拷問ですよ?
嗚呼、でも映画の前に再読はしたいんですよ・・・やはり結末のショックがデカくて、特に序盤の細部は結構忘れているのが今回判明しましたからね・・・
いずれは・・・避けては通れぬ道なのですが・・・あああああううううううあああああ

ところで、ウチの店で絶賛展開中の「ジャック・ケッチャムのトラウマ・フェア」の売れ行きを先日調べてみて吃驚。
「隣の家の少女」売り切れてました♪
再読を躊躇しておいてなんですが、いやぁ、嬉しいな。
・・・なんか読者の何割かは二度と来店してくれないような気がしますが(汗
あ、勿論追加はしましたYO!
   
そうやってすったもんだするうちに先日の記事中でスキップ&スペクター「けだもの」(文春文庫)に触れ、あ、そういえば結構細部を忘れている気がするし、久しぶりに再読してみようか?
というあたりで現在に至ります。
近いうちに「けだもの」感想をUP出来たらな~なんて思います。

余禄・・・
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by rushiha666 | 2008-01-26 22:46 | 小説