カテゴリ:映画感想‐ホラー‐( 33 )

WOLF CREEK

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さて、いつもとは趣向を変え、今回は爽やかな青春ロードムービー「WOLF CREEK」(日本未公開)のご紹介です。
オーストラリアに新鋭、グレッグ・マクレーン監督がオーストラリアの美しい景観をバックに送る、若いバックパッカー達の恋と友情!
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さあ、オーストラリアの名所、ウルフ・クリーク・クレーターで、君もにおちてみないか!?

《あらすじ》
そんな感じでニヤニヤな展開も自動車(中古)が故障して、見知らぬ土地(携帯も通じない。さすが広い)で車中泊を余儀なくされる3人。
そこに近づいてくる車のライト。
それは気のいい地元のおじさんで、親切にも家まで車を牽引してくれるという。
若干の不安を感じながらも背に腹はかえられず、また、おじさんの気安い人柄にも感じ入り、お世話になる3人。
無事、おじさんの家に着き、焚き火を囲み飲み物を振舞われ、談笑する4人。
その時おじさんが言います。

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「but then I'd have to kill ya」(訳:だが、わしゃあんたらを殺さなきゃなんねえんだ

以下、完全なネタバレですので未見の方は輸入DVDショップで購入の上鑑賞後にお読みください。
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by rushiha666 | 2008-09-06 00:33 | 映画感想‐ホラー‐

TURISTAS

嗚呼、素晴らしいです、電車の中で映画が観れちゃうなんて。
苦痛でしかない通勤電車の行程が、なんと潤い豊かになることか・・・(うっとり)
まぁ、おかげで携帯ゲームと読書がワリを喰ってますが・・・まーしかたないな♪
そんなわけで、wataruさんありがとうシリーズ第1弾!(お待たせしてすんません><)

c0154066_1428540.jpg「TURISTAS」(日本未公開)

《あらすじ》
ブラジルの奥地を旅行中のアメリカ人のマイクと、妹のベア、ベアの親友のアミィは、バスの転落事故に遭遇してしまう。
運よく事なきを得て、同乗していた白人の男女三人と意気投合、つぎのバスがくるまでのあいだ、ビーチで寛ぐことに。
だが、酒を飲んで夜を明かしてしまい、気づいたときには、身ぐるみ剥がされていた。
途方にくれる彼らのまえに、親切にも手を貸そうという現地の青年があらわれるのだが…

Filmpeep様より転載)

実にまったりとしたホラー映画でした。
いや、これはもしかしたらホラーじゃないのかもしれない。
実際、中盤の臓器摘出シーンがなければ、サスペンスにカテゴライズされるでしょうね。
(サスペンスにしちゃ前半がユルユルで、そこらへんは明らかに「ホステル」の影響下にあるわけですけど)

私は、この映画はいっそホラーでなく、サスペンスで売ったらよかったんじゃないかなぁ、と思いうんですが、どうでしょう?

以下、ネタバレあります!
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by rushiha666 | 2008-08-31 00:34 | 映画感想‐ホラー‐

THE SIGNAL(邦題:地球最後の男たち)

ディスクに傷があったんで(輸入盤ではままあるものです)、「ちゃんと観れるんかな~」と試し観のつもりが、結局最後まで観ちゃったという代物がコレ。
つまり、面白い・・・よね?(何故疑問形w)

c0154066_12495715.jpgTHE SIGNAL(邦題:地球最後の男達THE SIGNAL)

つーかコレ、買った時には日本語版出るって知らなかったんですよね・・・失敗したなぁ。
結構台詞の比率が高かったので、英語苦手な私には日本語版待ちでよかったものを・・・
(しかも来月には出るし・・・情報収集は大事ですね><)

《あらすじ》
深夜映画を見ている途中で急にテレビが奇妙な映像を映し始めたのに気づいたベン。その騒ぎで目覚めてしまった不倫相手のマヤは帰路についたのだが、道行く人の様子が明らかにおかしい。そして帰り着いたアパートでは、夫のルイスとその友人たちが暴れ始めていた! 部屋を締め切り、眠りについたマヤだったが、翌朝目覚めると街は静まり返り、残った人々は殺し合いを繰り広げている!? それでもベンに会う為に街に飛び出したマヤだったが…。
[SAMPLE]ビデオながら見日記様より転載)

なので、主役カップルが不倫カポーなのにも気付きませんでした^^;
そうか、あの髭(ジャケ画の右向きの彼)は旦那だったのね・・・
それにしても、変な映画でした。(一応褒め言葉)

ネタバレあるので続きはコチラ。
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by rushiha666 | 2008-08-30 13:30 | 映画感想‐ホラー‐

ハプニング

c0154066_084842.jpgハプニング(原題:The Happening)

《あらすじ》
ある日突然、アメリカ全土からミツバチが姿を消したのを皮切りに、街で人が次々と倒れていく異常現象が始まる。
連絡も取れなくなり、情報はだんだん少なくなっていく。
原因も分からないまま世界はパニック状態に陥り、“何か”に人々は追い詰められていく…。

(Goo映画より転載)

私のM.ナイト・シャマラン度って意外に低くてですね、実は「シックス・センス」しか観ていなかったりします。と、いうようなことは以前書いたっけ?(←鳥頭)
まぁいいや。で、なんで「シックス~」以降を観ていないかというと「シックス~」が個人的に不満だったから。
だって、冒頭5分で読めてしまうオチを、ラストで「さあ驚け(ついでに泣け)」と言わんばかりにひけらかされても、コッチは醒めるだけですって。
途中の少女の霊のエピソードとか、好きなんですけどね。

と、いうわけで、私はシャマランの噂に名高い転落評価を身をもって体験してはいないので、所謂「シャマラン論」的な感想にはなりませんので、ご注意を。
あと、どうしても、ダラボンの「ミスト」、キングの「携帯ゾンビセル」を引き合いに出さざるを得ないので、それらを未見、未読の方はご注意を。
「ハプニング」は勿論、それらのネタバレもありますので。

では、追記部分に行く前に、大雑把な感想を申しますと、

私は結構好きだな。ただし全肯定は出来ないけれど。

って感じですか。
では、その全肯定出来ない理由を述べますと・・・

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by rushiha666 | 2008-08-10 02:58 | 映画感想‐ホラー‐

屋敷女

c0154066_2354714.jpg屋敷女(原題:A L' INTERIEUR)

R-18 ※心臓の弱い方・妊娠中の方は鑑賞をご遠慮下さい。

《あらすじ》
クリスマス・イヴ。出産を間近に控えたサラは、自宅で一人、孤独に耐えていた。
夫は4カ月前の事故で亡くしている。そんな彼女の家を見知らぬ女が訪ねてきた。
不審に思いサラがとりあわずにいると、女は窓を割って進入を試みる。
サラが警察を呼んだことで一時は撤退するが、深夜、彼女が陣痛で目を覚ますと、そこには自分に馬乗りになって、腹にはさみを突き立てようとしている女の姿があった……。

(Goo映画より抜粋)

さて、いよいよ、シチュを聞いただけで鳥肌モノのこの映画です。
言っておきますがネタバレ全開でいきますよ?
(ラストにも言及してるので、追記にしときますね)
ついでに、この感想が男(勿論子供もいない)によるものであることを留意してくださいませ。
ようするに女性目線でも親目線でもない、ということね。

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by rushiha666 | 2008-08-07 20:39 | 映画感想‐ホラー‐

REC/レック

c0154066_295560.jpgREC/レック(原題:REC)

《あらすじ》
TV局レポーターのアンヘラは消防士への密着取材中、あるアパートを訪れた。
老婆が暴れているらしく、消防士や警官らが取り押さえようとするが、老婆は逆に警官に噛み付いてしまう。
なんとか襲われた警官を助け出し、手当てのためにアパートの外に出ようとすると、出入り口はなぜか警察によって封鎖されていた。
このアパートには何があるのか? 
そしてアンヘラたちが回し続けるカメラには、恐怖の一夜が映し出されることになる……。

Goo映画より転載)

嗚呼、観てよかった・・・ここ最近不足気味のゾンビ成分をたっぷり充填出来た感じです。
ここのところ映画館行くにはお疲れ&デッキにDVDセットするのさえ億劫というていたらくだったので(堕落しすぎである)、映画観るといっても地上波放映の録画分をリモコンで~ばっかりだったので、必然的にホラー養分が不足してたんですよね。
やっぱり・・・ゾンビって、イイよ☆ね

さて、この映画は古くは「ブレアウィッチ・プロジェクト」、最近では「クローバーフィールド」同様の、フェイクドキュメンタリー形式。
カメラを構えているのが撮影のプロなので、フェイクドキュメントとしての説得力はなかなか。
勿論、ところどころに
「撮ってないで手伝いなさいよね!」
と、突っ込みたくなる箇所はありますが(笑)、まぁ、許容範囲内かな。
舞台が閉鎖されたアパートに限定されているのも、カメラが肝心のシーンに立ち会っていることのリアリティに拍車をかけているなぁ。

70分というかなりタイトな上映時間なのだけど、結構登場人物を的確に描写していて、そこらへんは感心したポイント。
個人的に印象的だったのは日系の住人。
インタビューを受けるシーンではいかにも下手なスペイン語で喋り、家族をどやしつける時は日本語なのだけど、その日本語台詞がホントにナチュラルな日本語で、吹きました(笑)
そしてやはり、最も印象に残るのは、ヒロインであるレポーター役のマニュエラ・ベラスコ
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もう、めっちやキュートなんですよ!
序盤の消防署での撮影中の振る舞いとか、とっても可愛らしいのでありますよ。
おさげもよう似合っとるよなぁ・・・そして後半はポニテにチェンジ。うっは、たまらん(えー
さらに、後半は露出度UP(↓)のファンサービス・・・ちょっとwataruさん、オススメだよ!?(何故wataruさんw)
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ただ、フェイクドキュメントとしてはとても直球です。(手法という意味で)
「クローバー~」のような仕掛けはナシ。
そういう意味では「ブレア~」の直系と言えるかもしれません。
オチとしては、最近のゾンビ映画としては意外と異色な感じではありますけどね。
まさか○×△□だったとはなぁ・・・それでも、「驚愕のラスト」ってほどではないですが。

でもね、この作品は、これでイイと思うんですよ。
ジェットコースタームービーというアトラクション(しかもテーマがゾンビ!)としては、この映画のコストパフォーマンスは素晴らしいです。
ついついもう一回乗りたく(観たく)なってしまいました。

ちょっと半端に時間が空いていて、そういえばゾンビが恋しいなぁ・・・そんな時に最適の映画です。
勿論、DVD買いますとも!

さて、こうなると気になるのがロメロ御大の「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」。
ロメロがフェイクドキュメントという手法でどんなゾンビ地獄を見せてくれるのか、楽しみでなりません。
日本版公式HPもやっとこさ公開されたようですが・・・11月公開って、遅っ!我慢しきれず輸入DVD買っちゃいそうな予感が・・・
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by rushiha666 | 2008-08-03 17:19 | 映画感想‐ホラー‐

アナコンダ2ボルネオ島の迷宮

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『もしもし!?』(ほとんど圏外なボルネオ某所でハモる犬猿の仲の二人)

c0154066_0332758.jpgアナコンダ2ボルネオ島の迷宮(原題:Anacondas: The Hunt for the Blood Orchid)

キャラがイイんだ。ホント、勿体無いくらいにキャラが立ってる。
おかげで、こういうタイプの映画~ある動機から前人未到の地に向かう一行、アウトロー的なガイド、そして異形のモンスターの急襲~としては、かなり観れます。
愚痴りまくってる奴が後半活躍したり、頼りがいがあると思ったら私利私欲で裏切ったりと、定石な展開も堅実な演出でキッチリ描かれ、そこに魅力的なキャラクター達が加わり面白さ倍増です。
タイトルに「s」が付いてる割にはアナコンダの登場シーンは少ないのですが、シナリオと演出で、(私は)前作よりも楽しめました。
ただ、ラストは完全に前作の勝ちですけどね^^;
やは複数形のくせに蛇の見せ場が少なく、というか、主人公らにに立ち塞がるのは結局一匹だけで、たいして人間と(文字通り)絡まないのが・・・前作は複数形ではなかったけど、後半のアナコンダの見せ方や人間とのアクションが凄かったですからね。(あとジョン・ボイトも凄かったねw)
そこらへんが予算の差なのかな。(ちなみに予算は前作の約半分。前作はメジャーキャストだったしなぁ)
しかし、シナリオと演出は頑張ってる頑張ってる。
文句を付けたラストもまぁ、全員に(多少不自然だが)見せ場があるし、予算から逆算した終幕としては、アレがベターだったんじゃないでしょうか。
あと、特筆すべきは猿のコング。コングかわいいよコング(はあと
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劇中で一番ドキドキしたのが、果物欲しさから船からはぐれちゃったコングたんがアナコンダに襲われるシーンだったのは私だけ?
てっきり、「最初の犠牲者=ペット」というアレか><
と悲嘆に暮れてたら、どっこい生きててホっとしました^^;
久しぶりに観た正統派モンスター・パニックだったけど、やはりこのジャンルも捨てがたいものがありますね。
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by rushiha666 | 2008-07-05 22:19 | 映画感想‐ホラー‐

HALLOWEEN(ロブ・ゾンビ版リメイク)

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c0154066_23354221.jpgさて、輸入版をとっくに購入しておきながらすっかり積んでいたロブ・ゾンビによる、ホラーの古典・スラッシャーの元祖のリメイク、「HALLOWEEN」(UNRATED DIRECTER'S CUT版)を、ようやく、観ることが出来ましたよ。
まずこのロブ・ゾンビ版リメイクのオリジナルとの差異は、マイケル・マイヤースの描写に重点を置いている点。
※以下、追記部分以前にも若干のネタバレあり!辛抱強く日本語DVDを待つつもりの人は要注意!!

マイケルの家族構成(低所得者階級で親父は飲んだくれ、母はゴーゴーダンサー、姉は若干ビッチ気味、そして幼い妹)、彼のプライベート(こっそり小動物虐殺癖アリ。でもちゃんと喋れるよ)、そして凶行に及ぶまでがじっくりと描かれます。
母親の仕事をネタにした苛め、その報復行為による最初の殺人を経て、ハロウィンの晩(母は仕事で父は泥酔。姉はエッチ)孤独な彼は凶行に走る・・・
彼は手始めに父親の首を裂き、姉のボーイフレンドを撲殺し(ちなみに原典では二人とも殺されていない)、姉を刺し殺す。
そして、血塗れの手で幼い妹にキスをし、ニッコリ微笑み囁く。「ハッピーハロウィン」

さらに精神病院でのルーミス医師(マルコム・マクドゥエル)によるカウンセリングの様子も丹念に描かれます。
健気にも面会に来る母親(監督の自慢の嫁シェリ・ムーン・ゾンビ)、しかしある時、彼は再び凶行に及び、絶望した母親は自殺し、ルーミス医師もカウンセリングを断念する・・・

ここまでで、実に、映画全体の3分の1を費やしています。
「デビルズ・リジェクト」でガッツリとドラマを描いてくれたゾンビは、ここでも見応えのあるドラマ、マイケル・マイヤースという純粋悪の権化を見せてくれます。
いやほんと、がぶりつきで観てましたよ、ここまでは。

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by rushiha666 | 2008-06-04 20:15 | 映画感想‐ホラー‐

ハロウィン(カーペンター版)

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先生、うしろ!うしろ!
c0154066_20593765.jpgと、いうわけで、スラッシャー映画の原点ともいえる「ハロウィン」(原題:HALLOWEEN)を観ました。
正確には再見なのですが、それこそ餓鬼んちょの頃に地上波放映で見たきりなので、ほとんど初見に近いです。

《あらすじ》
1963年のハロウィン。イリノイ州にあるごく普通の平和で小さな町、ハドンフィールドで殺人事件が起こった。現場のマイヤーズ家で殺害されたのは、その家の長女、ジュディス・マイヤーズ。そして、彼女を殺した犯人はなんと、ジュディスの弟でまだ6歳という幼い子供、マイケル・マイヤーズであった。
悪夢の殺人事件から15年後。21歳になり、それまで精神病院でおとなしくしていたマイケルは、病院から突如脱走。途中で殺害した作業員から作業つなぎを奪い、更には金物店で白いハロウィンマスクと洋包丁を盗んだマイケルは、高校生のローリー・ストロードの命を狙う。その一方、マイケルの担当医である、ドクター・ルーミスがハドン・フィールドに訪れていた…。

Wikipediaより)

まさにスラッシャー映画の教科書
後の「13日の金曜日」に代表される数多のスラッシャー映画の基本が、ここに詰まっているではないですか。

導入部の惨劇。
不安を煽る殺人鬼視点。
主人公に付きまとう不気味な影。
標的にされ、次々と殺されるティーンエージャー達と、工夫された殺害シチュエーション。
終盤におけるヒロインと人間性を廃した殺人鬼との攻防。

また、カーペンター(監督)にしては(なんて言ったら失礼か)演出がとても丁寧。
主人公の身の回りで凶行の犠牲者が出るのは、物語の中盤以降です。
その分、日中のパートで醸し出される不安感が凄い。
キャラクターもキッチリ描かれているので、感情移入もバッチリです。
殺人鬼マイケル・マイヤースの幽霊のような神出鬼没さと、あの白塗りマスクの非人間的な薄気味悪さ、それらを助長するカーペンター自信によるテーマ曲も素晴らしい。

それにしても、ルーミス医師(ドナルド・プレザンス懐かしい!)がマイケルを悪魔と断じているところに、時代を感じますね。
劇中では幼少時に姉を殺した、というだけなのですが(だけ、というのもアレですが)、ルーミスさんは発見即射殺も辞さない態度ですからね。彼がそこまで彼を危険視し恐れる根拠が、冒頭の凶行と「あの目は悪魔の目だ」というだけというのが、今のご時世だと、かなり短絡的に感じられます。
まぁ、劇中のマイケルの怪物じみた立ち振る舞いによって、後付で説得力は増すわけですけど。

その立ち振る舞いですが、こうして再見してみると、かなり後期ジェイソン(勿論、13金の)に影響を与えてるのがわかります。
ジェイソン君は6作目で「モンスター化」するわけですが(それ以前はかろうじて人間だったのです)、モンスター化ジェイソンとマイケル・マイヤースの動きにはかなり共通した部分があるように思いました。
非人間的な殺人鬼のスタイルが、既に完成されていたんですね。さすがは、元祖!

それにしても、ルーミス先生の後手後手な行動、ちょっと笑えますよ。
上の写真もそうですが(車を運転してるのがマイケルw)、後半「ヤツは実家に戻るはずだ」と言って彼の生家(今は空家)前で張り込みをしてるんですが、その間に凶行は繰り返されています。
いや~、やっぱ市民にも報せとくべきだったんじゃね?^^;
おまけに後半マイケルは実家に立ち寄りもしないしw
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そして、胆試しにマイヤース家に入ろうとした子供たちを、ブギーマン(悪霊)の声真似で追い払い、「イイ仕事した」顔をするルーミス先生(笑)
うん、今作では控えめな演出だけれど、「ホラーと笑いの相性は良い」のは、このスラッシャーの元祖で既に表明されていたんですね!
(カーペンターの意図かどうかはともかくw)

なんとまぁ多くの要素が完成されていることか!カーペンター凄い!

そんなわけで、所謂スプラッター描写は皆無だけれど、かなりの満足をした私は、引き続いてロブ・ゾンビ版リメイク「HALLOWEEN」に突入したいと思います。
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そうか、そんなに好きだったんだ、物体X・・・リメイク出来て良かったね、カーペンターさん!
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by rushiha666 | 2008-06-01 21:58 | 映画感想‐ホラー‐

濃霧の中心で「必見だ!><」を叫ぶ

また「ミスト」ネタです、すいません。しつこいですか?ウザいですか?でも書く。

「ミスト」のパンフレットを買い逃したのは感想記事で書いたけれど、遅まきながら入手したパンフを読んで、胸を撫で下ろした私。
これは鑑賞前に読まなくて正解でした。
ともかく捲って早々1ページ目に赤字で「CAUTION!」と書いてあるのは伊達じゃない。話の筋は勿論、いかにして『衝撃のラスト15分』に辿り着いたかが、パンフにしてはやたらと突っ込んだ部分にまでを、監督はじめ色々な方が語っています。
町山智浩氏のダラボン監督へのインタビューが特に出色で、衝撃のラストへの町山氏の解釈を監督にぶつけるという凄いアプローチをやっているし(凄まじいネタバレですがしかし、おかげで鑑賞後の読み応えは素晴らしい。さすが町山さんだ!)、北川れい子氏の寄稿文は、なんとそのラストを論じるところから始まるし、鷲巣義明氏の寄稿は原作「霧」のなりたちから順を追って「ミスト」が出来るまで、を語り、そしてやはり衝撃のラストをもしっかり解説。
みんな!鑑賞前には絶対読まないこと!約束だ!
そのかわり、近年まれに見る読み応えと満足感です。これで600円は安いね。

それにしても、私は別の意味でも胸を撫で下ろしました。
ホント・・・感想書く前に読まないでよかった・・・
この作品は感想を書くのも凄く楽しく、しかもアガサさんの感想で新たな視点に気付けたりと、とにかく素晴らしく感想ブロガーとして充実させてもらったわけですが、そんな自分の感想、解釈、新たな発見・・・それが全て書かれちゃってたんですよ!
前述の町山氏のラストの解釈もそうだし、北川氏の寄稿文も同様。
そして、なんとキャストのインタビューでもトビー・ジョーンズが明かす監督とのやりとりで、まさに私の新発見が語られているという衝撃!
(以下ネタバレなんで反転。携帯とかじゃ反映されないみたいなので要注意!)

~あの場面でアメリカの観客は拍手喝采だって?人を殺す場面に拍手するってのは異常なことだ。それほど観客は追い詰められていたんだろう。
でも、2発目はどうだ?私はダラボンに「2発目は必要ないんじゃないか?」と抗議したけど、ダラボンは絶対に必要だと言い張った。
何故なら、1発目で喜んだ観客は2発目でゾッとしたはずだ。僕の演じるキャラと観客自身が心に隠した暗黒を見てしまってね。

《パンフレットのトビー・ジョーンズ(オリー役)インタビューより抜粋》

それはまさに、アガサさんとのコメントのやりとりで彼女が指摘した点であり、不覚にも私は鑑賞時に気付けなかったそれは、まさに、策士ダラボンの「仕込み」だったのでした!
嗚呼、私はダラボンの掌の上にすら辿り着けず、全然別の場所で踊っていたのだ><
(それに初見で気付いちゃうアガサさんも凄い・・・ま、負けたぜ・・・)

あー、久しぶりに作品(あるいはそのクリエイター)にしてやられた気分です。(※念のため、とても良い気分なんだぜ?)
最近、似たシチュエーションの映画を観る機会が多いのだけれど(例えば『28週後・・・』や『アイ・アム・レジェンド』)、ここまでの『してやられた感』はなかった。
というか、ここまで脱帽させられた映画自体、久しくないよね。
ダラボンすげーよ・・・彼の他の作品も、目を通さねばなるまいね。場合によってはライブラリも考える。少なくとも「ミスト」のライブラリは確実だし、今年これから観る映画は全て、
『ミスト』以上か以下か
で判断せざるを得ない。それくらいの映画になりました。私にとって。

そんなわけで必見だ!みんな、必見だよーぅ!><
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by rushiha666 | 2008-05-21 01:53 | 映画感想‐ホラー‐