カテゴリ:映画感想‐ホラー‐( 33 )

ミラーズ(原題:MIRRORS)

c0154066_0241246.jpgなるほど、確かに、純粋なホラー映画を求める向きには不評だろうなぁ。
と、いうのもこの映画、途中からホラー映画じゃなくなるどころか、なんというか、ごった煮?あるいは闇鍋?
ともかく、ジャンルに拘る人にとっては、我慢のならない作品でしょう。

私は大好きですけどね!

アレクサンドル・アジャの今後を占う上で、これほど重要な作品もまたないと思うのです。
この闇鍋映画は、
「あぁ、アジャもとうとうやっちゃった><」
というものではなく、明確な、アジャ自身による迷いのない設計の上に構成されたものなのではないか、と。

ごった煮、闇鍋と呼ぶ理由は、部分部分で作品のトーンが豹変するからなのですが、例えば。
中盤、キーファー・サザーランドが幽霊百貨店の来歴や○○○○○を調べるシーン等は、彼が某有名海外ドラマでジャック・バウアーなのも手伝って、まるで刑事モノかポリティカルサスペンスです。(その間、微塵も怖くないw)
また、○○○○○を探し田舎に行くシーンで出てくる民家とそこの住人は、まるで田舎系既知外一家的風貌(外には壊れたトラックまである!)で、いらぬ期待を抱かせてくれます。
そして話の肝であるある過去のシーンなど、いっそ、○○○○○を主人公に「ミラーズ・ビギニング」
なんか作ったら、むしろ本編より面白いんじゃね?って思いましたし。
(いやぁ、○○病院で殺し合いの末○○全員死亡の地獄絵図とか観てみたいと思いません?)
(あとベクトル変えれば『サイレント・ヒル』に迫れたよね)
そして、問題の終盤、某POVも吃驚なあの展開!(アレは読めないわw)
で、ハリウッド大作もかくやの大○○シーンを経て(いるのにもかかわらずw)、オチは「ミステリー・ゾーン」!

実際、それらののシーンをもっと細かく交差させれば、ここまでごった煮感はなかったと思います。
でも、私はそのあまりの露骨さに、そこに作為を感じずにはいられなかったのでした。
ようするにアジャは暗にこう言いたいのでははいかと。

「俺は、オカルトも警察モノも○○映画もアクション超大作だって出来ちゃう男なんだぜ?」

「ヒルズ・ハブ・アイズ」で完璧なオリジン越えリメイクを作った彼にとっては、また単なるリメイクを成功させるだけなら、オファーを受ける意味はなかったんじゃないでしょうか。
キーファー・サザーランドという一級の俳優を演出(この業界だとコレ結構重要らしい)し、なおかつあらゆるジャンルを監督し得る多彩さを見せ付ける、謂わば、

アジャの業界向け自己PRムービー。

・・・まぁ、そうだったとしたら、それは一観客からすれば利己的な行為にすぎませんが、でも、ここまでハチャメチャなら、それだって逆に許せちゃうじゃない!W
だって・・・

以下、オチバレのため未見の人は回避推奨!
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by rushiha666 | 2008-12-29 00:27 | 映画感想‐ホラー‐

メモ:ゴーストシップ(原題:GHOST SHIP)

地上波放送と聞いて、一応録画したんですが・・・あー、やっぱりワイヤー100人切りはあらかたカットかぁ。
切れ目から血がタラ~のみで、「切株」は全てカット。無論、ちょんぱ後の断末魔描写もナシ。

・・・あそこだけなんだけどなぁ、見るべきトコロ。(そしてHDからはとっとと削除したといいます)
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by rushiha666 | 2008-12-07 23:50 | 映画感想‐ホラー‐

メモ:ソウ5(原題:SAWⅤ)

c0154066_11352.jpgTOHOシネマズではソウの1作目からのパンフレットを取り揃えていたので、ソウ劇場デビューだった前作4(パンフ購入済)以外のパンフをコンプ。
ソウ・シリーズのパンフは文字量が多いので大好きです♪
で、ソウ5感想はどう書いても(前作含めて)ネタバレにはなってしまうので、メモ形式なのに以下追記で。

追記:オチバレあります!(未見の人は回避推奨)
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by rushiha666 | 2008-12-04 00:48 | 映画感想‐ホラー‐

「レック/REC」日本語吹替え版

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「レック/REC」の日本語吹替え版を観ながら書いています。
ヒロイン、アンヘラたん(マヌエラ・ベラスコ)の吹替えは、本田貴子。
この人、最近の洋画ヒロインのほとんどをアテてるんじゃないかという勢いですね。
そして、「強い女性」のイメージが強い(と勝手に思っている)ので、強気だけどキュートでおにゃのこらしい弱さも持つアンヘラはどうかなぁ・・・と、観始めましたが・・・スゲェ。さすがプロ。完璧です。
他の吹替え陣も配役にピッタリ。これは吹替え版の鑑賞も強くオススメしたいですね。
ただ。
やはり劇中に登場する「日本語」のナチュラルさを楽しむために、初回は原語(スペイン語+字幕)での鑑賞を推奨しますが。

やっぱこの映画はイイ。どこらへんが、るしは的にイイかというと。
POVのフェイクドキュメント(演出されていないのを装った映像)特有の退屈さは、序盤の「あえて演出されたフェイクドキュメント」部分のみ。
(そこも私的にはアンヘラたんの人となりを知る素敵映像だったりしますが)
再見してみて吃驚したのは、実に、きっちりとホラー映画(ゾンビ映画)として演出されているということ。
ゾンビ映画としての醍醐味、発症のもたらす不安、混乱を、実にテンポ良く見せ、生存者(↓実にキャラが立っている)のゾンビ化は勿論、なんと、ほとんどのゾンビ映画で放棄されてるその発症原因に、オリジナリティのあるものを提出している。
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フェイクドキュメント特有の不自然さ(別名:お前いつまで撮ってんねん)対策も、同種のPOV映画の中でも群を抜いています。
前半は撮り手をプロの撮影クルーに設定することで、
そして終盤はカメラを暗所でのライトの役割を持たせることで、劇中のカメラマンがカメラを構えていることの不自然さを、大部分なくすことに成功している。
(勿論、完璧ではないです。シャッター閉めるの手伝えよ!とか思いましたw)
あと、ランタイムが75分と短いのもイイ。
仕事の疲れを、ちょっとゾンビ成分で癒したい。でもガッツリ1本観る時間がない・・・そんな時のお供に最適です。
名作と呼ばれるゾンビ映画群のような重厚さはないけれど、上記の私的にハズせない要素を満たす、そのコストパフォーマンスの良さは貴重です。

そう。
重厚で、ヘヴィーで、真に迫った物語も当然大好きですが、コストパフォーマンスの良い軽めの作品も、私は愛する傾向があります。
どっちが面白いかと問われれば「ヒルハブ」と答えます。でも、実際家でヘビロテなのは「クライモリ」だったりとかね。
別の例を挙げるなら、「悪いけ」と「テキチェン・ビギ」なんかもそう。
前者の方が優れているのはわかります。でも、ハートにズシンとくる作品じゃなく、サラリと流せるけれども必要な要素は満たしている、そんな映画で癒されたい時もあるんですよ^^;

それにしても、意外とパンチラ映画で驚いた(笑)
勿論、可愛いとかそういうのとは縁遠い、醜悪なゾンビ(♀)のパンツなんで、お世辞にも萌えたりとかハァハァしたりは出来ないとは思いますが。(意外に需要があったりしてw)
あ、そうか。結構女性ゾンビ率が高いからか。普通に家族が住まうアパートメントが舞台なので、男女比の差がそんなにないですからね。

しかし、やはりアンヘラ役、マヌエラ・ベラスコたんのおっぱい映画である、という意見には肯かざるを得ない。
勿論ポロリはないけれど、さまざまな角度からアンヘラの胸の谷間をフレームに収めるパブロは、絶対アンヘラに惚れていると思うんだ。
同じ撮影クルーではあるものの、レポーターとカメラマンとの間には、やはり職業的な隔たりがあると思うんですよね。
アンヘラはチャンスさえ掴めば、やがてはTVのキャスターとして、芸能人に近い位置に立てるわけですから。
そんな片思い(と勝手に断定)カメラマン、パブロの悲哀と哀切を、るしは妄想しちゃってちょっとキュンとしちゃった////(馬鹿がいる)
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まぁ、この可愛さなら無理もないですよね!
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by rushiha666 | 2008-11-30 23:12 | 映画感想‐ホラー‐

INSANITARIUM

c0154066_19394774.jpg《あらすじ》
妹が自殺未遂の挙句精神病院に収容されてしまった。
シスコンな俺はどうやったら妹と一緒にいられるか考えた。
そうだ!既知外のフリをすれば一発収容じゃん!俺頭イイ!
さっそくわめきながら自傷癖の男を(痛いのを我慢して)演じたら、晴れて精神病院に収容された!やったぜ!
・・・って、中、マジ既知外ばっかりなんですけど!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
(注:当然です)

あんまり怖いので院内で知り合った俺同様既知外じゃないのに収容された奴やマトモな看護士さんと組み、妹連れてさっさとトンズラしようとするも、院内は・・・なんか大変なことに・・・って、えーっと・・・
なんでおまいらニンゲン食べてんすか━━━━Σ(゚Д゚;)━━━━!?

そう、院長は何故か患者をニンゲンのお肉大好きっ子に改造していたのだ!
しかも短気な院長が癇癪起こして配電盤ぶったたいたら、隔離病棟のドアのロックが全部開いちゃったからサア大変!
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俺と妹(とその他)の明日はどっちだ!?


先日の(つっても実際観たのはコッチが先なのだけど)「AUTOMATON TRANSFUSION」と比べるとキャメラがしっかりしていて安心しますね^^;(まぁこっちが普通のレベルなんでしょうが)
実にクッキリとクリアな映像で、PSPでの鑑賞にも向いていたのも幸いでした。
白一色の院内が後半血糊で赤く染まる、そのコントラストもクリアな画面あったればこそです。

この映画で感心したのは、走るゾンビ(正確にはゾンビじゃないけど)に普通の人間が追いつかれない方法論としてこの作品が採った選択が、実に理にかなっていること。
人食いに改造されちゃったサイコさん達はダッシュで追いかけてくるんですが、彼らは「主人公達を食いたい」一辺倒ではないのですよね。
襲い掛かってきたサイコさんを主人公がノックアウトすると、血を吹いて倒れたそいつに、「食えるんなら誰でもいいや♪」と、後続のサイコさん達がが群がって食い始めるという(笑)

以下、ネタバレとグロ画像あり升
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by rushiha666 | 2008-11-10 15:30 | 映画感想‐ホラー‐

短評:AUTOMATON TRANSFUSION

c0154066_19324898.jpg《あらすじ》
突然ゾンビが大量発生!
たーいーへーんーだー


俺もゾンビ走らせる!ガツガツ食わす!という気概だけはビンビンに伝わってくるけど、いかんせんシナリオ、演出ともに自主作映画レベルなのが惜しいというかナンというか・・・
さっきまでゾンビの群れが殺到してたドアを数分後開けたら人(ゾンビ)っ子一人いないとか、そんなんで殺到するゾンビ(ちなみに走る系です)を押し留められるワケないジャン!とか、粗や隙はありあまる。
でも、ところどころ印象に残るシーンはあるんですけどね。
ラッシュアワーに一台も車が走ってないことで異変に気付くとか、むしゃむしゃと群がってたゾンビが散ったら、両手両足内蔵食べつくされた死体が残る俯瞰シーンとか。
あと、下顎をごそっと持ってかれるシーンとかね。ゴアは結構頑張ってる。
でも、そのシーンをキャプろうとしても、「・・・あのシーン、どこだっけ?」
(ニュアンスわかります?^^;)
キチンとした「映画」として観ると「金返せ」ですが、「自主作映画」として観ると、なんだか心温まり応援したくなる(笑)、そんな映画です。

しかし・・・(※オチバレあります)
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by rushiha666 | 2008-10-27 20:56 | 映画感想‐ホラー‐

STORM WARNING

c0154066_1153624.jpg《あらすじ》
小川くだり(?)をしていた夫婦(?)が、川が浅くなってボートが進まなくなるわ暗くなるわ嵐がきそうだわでヘルプを求めようと川から上がって(途中目にした変なオヤジは無視して)近くの民家に駆け込むと無人でこれ幸いと着替えたりなんかしてたらゴロツキ兄弟がご帰宅しお前ら俺らん家で何やってんだゴルァって奥さん綺麗やねゴクリお尻見せないと旦那どうにかしちゃうぜ?小動物殺さないと旦那裂いちゃうぜ?あと納屋でヤらせないと旦那撃っちゃうぜ?あ、ゴメン旦那の脚折っちゃった。てへ☆
ともたもたしてたらオヤジ(案の定途中の変な奴)が帰ってきちゃってオヤジ怒り心頭兄弟を激しく折檻!この馬鹿息子ども!ベキ!ボカ!綺麗なネーチャンに最初にぶちこむのは俺の役だろうが!びえーんおとうさんすいません><まぁいい、とにかくまずは晩飯とビール飲みながらTVだな。はーい。で、ネーチャンと役立たずの旦那、お前らそれまで納屋でおとなしくしてんだぜ?

・・・ お と な し く し て る わ け な い だ ろ(奥様談)


輸入盤DVD(をPSP)で鑑賞。↑のあらすじに?が多いのはそういうワケです^^;
いやぁ、実に痛快なお話でした。
いかにも頭悪そうな親子にネチネチ苛められいよいよ犯される寸前の奥さんがそりゃもう凄まじい反撃をかますお話で、「レイプの罰には去勢の上死刑が最適」と思っている人にはえらく気持ちの良い映画になっています。

それにしても、最近、「ホラー映画」というジャンルの垣根がかなり低くなっていますよね。
以前の記事でも書きましたが、ちょっと描き方を変えればサスペンス、あるいはアクションになる作品が増えてきていると思いませんか?
先日大いに衝撃を受けた「WolfCleek」しかり、イーライ・ロスの全監督作品しかり、その影響下の拷問映画群しかり。「SAW」なんかもそうですよね。
残酷描写がなければ、ホラーとは呼ばれなかっただろう作品達。
あと、銃器を手にする殺人者も増えてますもんね。
「殺人鬼」「人喰既知外一家」「モンスター」ではなく、「もしかしたらありそうなシチュエーション」(SAWはそのシチュ自体を謎として提示している点で同種)と、その中での主人公達の奮闘・・・それはジャンルを超えていつの時代においても定番のシチュエーションです。
一昔前のスラッシャーブームと違い、幅広い顧客層を掴むことに(一部の作品がw)成功したのも分かる気がします。
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この作品のオヤジと馬鹿息子二人も、別に人喰人種でも、殺人を生業にしてるミュータントでもありません。たぶん。
(途中、数台車が放置してあるシーンがあったんですが・・・悪いけの定番ショットにしては台数少ないんですよね・・・殺人家業はじめたばかりとか?誰か英語翻訳して教えてください><)
単に一般常識と品性の欠如したゴロツキ一家にすぎない。
充分タチは悪いし絶対遭遇したくない人種ではありますが、別に生皮剥がしたいとか調理して食っちゃうとか「特殊な嗜好」の持主じゃない。
「綺麗な奥さんヤっちゃいたい」
のみ、という、実にホラー的ではないがしかし実にロクデナシな発想なわけです。
しかし、そんな非ホラー嗜好のスケベ心だけとはいうものの、同時にこれほど人の道に反する行為もないわけで(日常的に多発してる分なおさらに)、このスケベ一家に対するヒロインの自衛的反撃が(結果的に)血飛沫いっぱいのスプラッターであるというのが、単なる逆転のカタルシスというだけでなく、非ホラーからホラーへの被害者側主導の転換(これはレイプリベンジ映画の方法論なのでしょうか。未見のジャンルなので想像ですが)であり、さらに、精神的ヴァイオレンスに対する直接的ヴァイオレンスによる反撃を是認しているようで、実に現代的だなぁ、と感心する私です。
で、その反撃スプラッターがイカしすぎている件w

以下、画像付で思いっきりネタバレにつき追記で
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by rushiha666 | 2008-10-19 01:23 | 映画感想‐ホラー‐

短評:FEAST(邦題:フィースト)

とにかく「お約束を裏切ること」に命を懸けたようなシナリオに大爆笑のモンスターホラー。
全編一軒の酒場が舞台なので、コレ舞台劇にしても面白いだろうねぇ。
しかし、暗いライティングと、荒く、かつ微妙に早回しした怪物襲撃シーンは、画質落としてのPSP鑑賞には全然向きませんでした。
あと、密室劇なのでおのずと会話が多くなり、英語わかんない私はおそらく半分くらい笑い所を逃してる気がします。
そんなわけで日本語版での再鑑賞は必須ですね。つうかDVD欲しいな、コレ。
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by rushiha666 | 2008-10-02 23:22 | 映画感想‐ホラー‐

短評:ザ・フライ2 二世誕生(The Fly II: The Insect Awakens)

やはり何度観てもテレポッドわんこには泣かされます><

そして、面白いんですよねぇ・・・
続編として完璧だし、ミュータント映画、モンスター映画として完璧。
そしてなにより、復讐劇として完璧。(欠点は予算くらいか)
個人的に、主演のエリック・ストルツの笑顔が、なんだかパパ(ジェフ・ゴールドブラム)の面影がある点がイイ感じ。
ところで、冒頭の出産シーン、ジーナ・デイビスが演じてるんですかね?
彼氏は見覚えあるんだけど、元ヒロインは吸入器付けてるし叫んでるし、おまけに私がジーナ・デイビスを見慣れてないのでイマイチ確信が持てないんです^^;

あんま関係ないんですが・・・なんでTV放映は2ばっかなんでしょう?
1ってほとんどやらない気が・・・(なんか久しぶりに観たくなってきました)

あと、結構ゴアシーンをキッチリ映してくれてましたよ、今回の放映版。
ゲロ浴び顔面ズル剥けとか、カットされるかなぁ、と思ってたので、ちょっと嬉しかったり。
あ、でも、最後社長を見下ろす科学者達のシーンがカットされてたような?そんなシーン、ありましたよねぇ?
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by rushiha666 | 2008-09-16 21:09 | 映画感想‐ホラー‐

ROGUE

「WOLF CREEK」で私を大いに感動させてくれたグレッグ・マクレーン監督の、オーストラリア振興映画第2弾!
c0154066_1812359.jpg「ROUGUE」(日本未公開)

《一行あらすじ》
オーストラリアの密林で、観光ボートが巨大ワニの襲撃されてさあ大変!

いやー、吃驚です。
なんというか、これはもう一度観かえしてから感想書き直したいような気もします。
というのも、こちらの期待を意図的にハズしてきれる感じがするんですよね。
「WOLF CREEC」にあった、『え、まさかそこでそのキャラが!?』という作為的なミスリードを、今回グレッグ・マクレーン監督は、それを作品全体で仕掛けているような気がする・・・いや、気がしないでもない・・・(←ちょっと自信ない^^;)

私が本作を観終えた瞬間の感想は、
「もうちょっと観たい!せめてあと30分!」
でした。
簡単に言ってしまえば物足りなかったのですが、それは作品がつまらなかったわけでも、演出がマズかったわけでもく・・・
とにかく変則的な田舎系ホラーであった「WOLF CREEC」とは違い、実に、王道です。
まさに正統派モンスターパニック
いかにも主人公っぽい主人公。(マイケル・ヴァルタン。設定どおりアメリカ人)
いかにもヒロインぽいヒロイン。(ラダ・ミッチェル。設定どおりオーストラリア人)
他の乗客たちも、「WOLF CREEK」より頭数が多いので密度は薄いものの、しっかり描かれています。
前半は、そんなキャラクター描写をアクセントにした、まさにオーストラリア観光映画。
いや。マジで美しいです。
大自然系ドキュメンタリーもかくやという、実に美しいキャメラに映される、オーストラリアに棲む様々な生物、そして雄大な景観。
そこに、最初はその姿を明確には現さず、徐々にその存在感、不安感をいや増す、まさに懐かしの「JAWS式」で描かれる巨大ワニの恐怖!
巧い。そして手堅い。
こんな手堅い映画も作れたのですね、グレッグ・マクレーン。
一発屋ではない、むしろ職人監督的な手堅さ。

さて、ここ以降はさすがにネタバレなしには書けませんので、追記にさせていただきます。

追記:かなりのネタバレがあるので、鑑賞予定の人は回避推奨ですよ!
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by rushiha666 | 2008-09-07 01:26 | 映画感想‐ホラー‐