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TERMINATOR:The Sarah Connor Chronicles 【Season1】1:Pilot

来年早々に日本語版が発売される「ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ」シーズン1の「第1話:序章 Pilot」を輸入盤で鑑賞。

お話は「ターミネーター2」の直接的な続編
サラとジョンはサイバーダイン社襲撃のテロリストとして追われており、二人はアメリカ各地を転々としてるっぽい。

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キャストは総入れ替えで、サラ・コナー役はレナ・ハーディ(最近はヘディなのだろうか)。
彼女をサラ・コナーとして受け入れられるか否かで、本シリーズを了承できるか否かが決まると思われます。
見事なビルドアップを果たしていた映画版2のリンダ・ハミルトンの、「女戦士」に特化したイメージとは、かなり異なりますから。
一応は前作(映画版2)でスカイネット壊滅の目的を達し、今は逃亡生活を送りながら息子を学校に通わせ(勿論偽名で。ちなみにジョン・リース)、自分はウエイトレスで日銭を稼ぐという、2より「母親」の側面の強調された役どころです。
「女戦士」というより「元戦士の疲れた母親」といった印象。
前作を引きずって観ると確かに違和感アリアリですが、あの過酷な生き様の末に遂に目的を達し、そしていまだターミネーターの恐怖を払拭できない現在のサラ・コナーには、レナ・ハーディの個性の方が合っている気がします。
(レナ・ハーディって、美人なんだけど何故か『疲れた』印象がありません?)
サラのバイトが1と同じウェイトレス(ミニスカが年齢的に無理がある辺りがなんかリアリティ)であるのも、彼女が「戦士」の役割を半ば捨てていることを表しているような気がします。
(とはいえ、隠れ家はバッチリ武装してたりするんですが)
とまぁ、そんなサラ・コナーのキャラクター性の変化を、「2と違う」ととるか「嗚呼、2の展開を経てこう変わったんだね」ととるか・・・

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ジョン役はトーマス・デッカー
公式に黒歴史化された3の鼻の人よりは美形だけど、在りし日のエドワード・ファーロングのような線の細さはない。
でも、イケメンっぽさとチンピラ臭さの同居したトーマス・デッカーの方が、カイル・リース(マイケル・ビーン)の息子って感じが、私はしますが。
あと、やはり3の鼻の人より「若い」のは決定的に大きい。
3のジョンの役回りや、提示されたジョンの末路にはちょっと悲しいものがありましたが、このシリーズでは、若きジョンがやがてリーダーたる男に成長する様が描かれるでしょうから、楽しみです。
まぁ、序盤はやっぱりイイトコないですけどね(笑)

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キャメロン(女子高生型ターミネーター)役はサマー・グルー
イイ。最高です。
しかし彼女が序盤に見せる「人間っぷり」は完璧です。そりゃジョンも後姿を目で追いますよw
こりゃもうわんこしかターミネーター判別出来ないよなぁ。
(先生のフリして登場する敵ターミネーターも、従来のシュワ的硬さはありけれど、ちゃんと出席とってるしねぇ)
そして、被弾した弾丸を摘出した後無表情でブラジャー付ける女性型サイバーダインの画は、セクシャルな方向と正反対の衝撃がありました・・・なんというか、逆に目を逸らしたくなるというか・・・
しかし、ジョンは父親役に続いて初恋の相手まで機械になっちゃうとは・・・不憫なコ。

それにしても、ここまでストレートに2の続編だとは思いませんでした。
ダイソン夫人とか(当然役者は違うものの)普通に出てきますからね。
2を経たスカイネット計画の行く末も気になりますし、1、2と観返しておくべきかしら。

それにしても、本編の内容とは別にちょっと困ってるのが言語の問題。
何故かチャプターによって音声(言語)がかわるんですよw
本作の場合、ほとんどがポルトガル語吹替えになっちゃって、正直台詞がチンプンカンプン。
いや英語ならわかるわけじゃないですよ?でも、多少耳に馴染みがあるじゃないですか。
しかも、時々、何故かコメンタリー音声になっちゃうチャプターなんかもあったりで、えらい難渋しております。
これは私のPSPへの変換環境のせいなんですけどね。(再生される言語を任意で選ぶようなテクは持ち合わせていないので)
なので、まぁ家の輸入盤用デッキで見れば万事解決なのですが。(輸入盤DVD自体には異常はないので)
そんなわけで、上で書いたこともかなり類推あるいは想像で補ってる部分が大きく、誤りも多いかもしれません。まぁ、ネタバレ対策になって丁度よいかな?^^;



終盤、サラ・コナーがプラズマライフル(パルスライフルだっけ?パルスはエイリアン2だっけか・・・まぁいいか)でターミネーターを一撃の下木っ端微塵にするシーンは、ファンにはたまらない構図ですよねぇ。
しかし、プラズマライフルの部品やタイムトラベル・システムはどうやって現代に持ち込まれたんだろう?
確か、生体しか跳ばせない設定でしたよね?
そこらへん、未来で勤勉なスカイネットが(あるいはレジスタンスが)アップデートしたのだろうか?

ともかく、掴みとしてはOKかな。
映画ほどの迫力はないし、演出もキャメロンに比べると当然落ちるけれど、TVドラマとしては充分以上に頑張っています。
2話以降の出来によっては日本語版の購入も視野に入るかもしれません。
by rushiha666 | 2008-10-06 01:37 | 海外ドラマ
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