エラゴン 遺志を継ぐ者

c0154066_1652495.jpg「エラゴン 遺志を継ぐ者」(原題:ERAGON)
※以下、思いっきりネタバレです!

うん、実にスターウォーズですね!
フォースが魔法でXウイングがドラゴン。
ジェダイがドラゴンライダーで、敵は当然シス=裏切り者のドラゴンライダー。
少年を導くのは勿論、老ジェダイ=老ドラゴンライダーで、無論、少年を守って死にます。
ちゃんと助けるべき王女様もいるし、途中で仲間になるならず者風のにいちゃんも完備!

まぁ、原作から思いっきり枝葉を切り取っているらしいので、定石のみの展開は仕方ないのかな~。
スターウォーズ自体も様々な古典からのイタダキで成り立っているわけだし。
ただ、スターウォーズはビジュアルイメージで革新をもたらしたのに対し、エラゴンのそれは最近よく見る・・・というか某指輪物語に比べると数段落ちる視覚効果なので、結果、凡庸なファンタジーになってしまいました。
原作の1巻部分の映画化なので、モロ「続く!」で、終わるのですが、興行面で大敗したらしく、某ライラの冒険同様、続編は作られない模様。
せっかくジョン・マルコビッチが大見得切るエンディングなのにね!
あと、後半、
「また会えるかい?」とか、
「明日があれば会えるわ」とか、
「明日は思ったより早く来るわよ」とか、
いかにも続編を匂わす台詞が、「続編ナシ」が決定した今見ると、ちょっと泣けてきます^^;

それでも、某ライラの冒険より数段楽しめましたよ。
筋はスターウォーズ=定石の塊なので、所謂、中二病男児(笑)の大好物がちりばめられていますからね。
あまりこだわりを持たずに、軽い気持ちで「それっぽいファンタジー」を観るつもりであれば、結構楽しめるんじゃないでしょうか。

そうそう、主人公以外のキャストが無駄に豪華なんですよね。

ジェレミー・アイアンズ(ブロム)→ようはオビ・ワン
シエンナ・ギロリー(アーリア)→ようはレイア姫
ロバート・カーライル(ダーザ)→ベイダー?役割的にはダース・モールか・・・
レイチェル・ワイズ (サフィラの声)
ジョン・マルコヴィッチ(皇帝ガルバトリックス)→パルパティーン

ジェレミー・アイアンズが良かったなぁ・・・
本作におけるドラゴンとライダーは一心同体という設定で、そこに彼の「愛竜を失ったライダー」というキャラクターは、それだけで主人公にとっての悲劇的な未来像なわけで、その存在感は単に馬鹿弟子を殺し損ねた某オビーよりはるかに重いです。
で、死に際の台詞がとてもよかった。
エラゴンが死に行く師匠に「あなたが必要なんです」と涙ながらに訴えるのに応えて、
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この後彼は、新たなライダーを導くなかで自身の人生も生き返った事を感謝し、ライダーの誇りを胸に逝きます・・・あー、ちょっとウルっときました><

そうそう、ドラゴンを失ったかつてのブロムは、敵のライダーを殺すことによって、そのドラゴンの命をも奪ったわけですが、その敵ドラゴンの内心はどうだったんだろう・・・と考えてしまいます。
本作ではドラゴンは主人公のドラゴンであるサフィラしかマトモに出てこないですからね。
人間かそれ以上の知能を持つ彼らは、裏切りライダーに従いながら、何を思っていたのかな・・・と考えると、原作を読んでみたくなりますね。

で、その本作唯一のドラゴン、サフィラたん!
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かーわーいーいー><
生まれたての時とか、空を飛ぶ訓練する様とか、かわいかったなぁ・・・ここらへん、もうちょい長くても良かったなぁ・・・
さすがに、空飛び上がってピカっと光った後、成体になって降りてきたのには吹きました^^;
そうそう、冒頭でドラゴンをXウイングになぞらえましたが、本当にドラゴンの描写が航空機的で、なつかしの「ドラゴンスレイヤー」を思い出しましたよ。
(古典ファンタジー映画『ドラスレ』のドラゴンはまるで超音速旅客機の如き飛び方をしますw)

ん~そうだよね、やっぱり尺の短さは残念だな。
エラゴンとサフィラの触れ合いも足りないし、シエンナ・ギロリー演じるアーリアもレイア姫に全然及ばない存在感しかないし。(演技力ではなくシナリオのせいで)
「裏切り者」の息子君も、たったあれだけの道程で友人呼ばわりは急すぎですし。
(彼は後半結構頑張るから、もうちょい前半に絡めれば、ハン・ソロたりえたのにね~)

それにしても、終盤のサフィラの活躍は、実に爆撃機しててなんだか複雑なものがありました^^;
敵が最初からドラゴン相当の兵器で襲ってくるのならよかったんですが、攻め入る敵兵団に空から火炎ブレスで火達磨・・・とか見てると、なんというか、「ちょっと卑怯?」みたいな感じが^^;
まぁ、その後ロバート・カーライルが魔界のドラゴンモドキを召喚するので良いのですけどね!
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「がぶーっ」デッドリースポーン的なお口が素敵♪
こいつとのバトルは短いながら結構好き。「パンツァードラグーン」(懐かしいセガサターンのゲーム)を思い出してしまいました。

では最後に。
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やはりシエンナ・ギロリーは美人すぎる。
この人、もっと良い映画に出ないかな~。
あと、もっといっぱい出演してほしいですよね!
・・・あれ?ちょっとWiki見たら「鉄拳」の実写版に出演予定とか書いてある。
ってことは風貌的にニーナーかアンナあたり?うわ楽しみ。
(ってか、なんでこういう映画ばっかに出るんだこの人は・・・)
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by rushiha666 | 2008-09-12 17:07 | 映画感想‐SF・ファンタジー‐
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