ROGUE

「WOLF CREEK」で私を大いに感動させてくれたグレッグ・マクレーン監督の、オーストラリア振興映画第2弾!
c0154066_1812359.jpg「ROUGUE」(日本未公開)

《一行あらすじ》
オーストラリアの密林で、観光ボートが巨大ワニの襲撃されてさあ大変!

いやー、吃驚です。
なんというか、これはもう一度観かえしてから感想書き直したいような気もします。
というのも、こちらの期待を意図的にハズしてきれる感じがするんですよね。
「WOLF CREEC」にあった、『え、まさかそこでそのキャラが!?』という作為的なミスリードを、今回グレッグ・マクレーン監督は、それを作品全体で仕掛けているような気がする・・・いや、気がしないでもない・・・(←ちょっと自信ない^^;)

私が本作を観終えた瞬間の感想は、
「もうちょっと観たい!せめてあと30分!」
でした。
簡単に言ってしまえば物足りなかったのですが、それは作品がつまらなかったわけでも、演出がマズかったわけでもく・・・
とにかく変則的な田舎系ホラーであった「WOLF CREEC」とは違い、実に、王道です。
まさに正統派モンスターパニック
いかにも主人公っぽい主人公。(マイケル・ヴァルタン。設定どおりアメリカ人)
いかにもヒロインぽいヒロイン。(ラダ・ミッチェル。設定どおりオーストラリア人)
他の乗客たちも、「WOLF CREEK」より頭数が多いので密度は薄いものの、しっかり描かれています。
前半は、そんなキャラクター描写をアクセントにした、まさにオーストラリア観光映画。
いや。マジで美しいです。
大自然系ドキュメンタリーもかくやという、実に美しいキャメラに映される、オーストラリアに棲む様々な生物、そして雄大な景観。
そこに、最初はその姿を明確には現さず、徐々にその存在感、不安感をいや増す、まさに懐かしの「JAWS式」で描かれる巨大ワニの恐怖!
巧い。そして手堅い。
こんな手堅い映画も作れたのですね、グレッグ・マクレーン。
一発屋ではない、むしろ職人監督的な手堅さ。

さて、ここ以降はさすがにネタバレなしには書けませんので、追記にさせていただきます。



前述の「もしかしたらわざとなのではないか?」と思ってしまう「物足りなさ」について。

この映画の構成を簡単に書くと、こうなります。

①観光ボートで川くだり
②ワニに襲われ中州に座礁
③中州から川岸へ決死の脱出
④ワニの巣でラストバトル


そうなんです。
①の過程が、キャラクター描写や景色の描写など結構長いんですよね。
他のボート(ちょっとならず者っぽい)との接触や、徐々に(視聴者に)明かされるワニの脅威とか。
そして、ついに②でワニの襲撃、中州へのりあげて動けなくなる観光ボート。
ここからは、時折ふいをついて襲撃してくるワニの恐怖に怯えながら、なんとか岸へ渡ろうと右往左往する人々の姿が描かれ、結局、何人かの犠牲者を出しつつ、岸に渡った時点で、実質的に物語りは終わっちゃうんです。

こっちはなんとなく、
「さて、やっと岸を渡ったぞ!次はどんなジャングル的難関が!?」
と、思うじゃないですか。
ところが。
ここで主人公とヒロインが他とはぐれ、迷い込んだ先がなんと巨大ワニの棲家!
以降、他の乗客たちのドラマはナシ!
主人公と巨大ワニの最後の決戦がイキナリ描かれ、そして、物語は終幕を迎えます・・・

ね?
なんかこう・・・もう、ひとつかふたつ、山があってほしくないですか?^^;
また、乗客たちの生存者が結構いるんですよね。
せっかくキャラクターが立ってるんだから、かれらの死に様をもうちょっと観たかったなぁ・・・なんて^^;

他の部分で非の打ち所がないだけに、これは「WOLF CREEK」にあった「え!?主人公だと思ったのに!!」と同じ手。つまり、作為的に仕掛けられた、
「え!?もう終わり!?」
なんじゃないか・・・と、つい、好意的に解釈しちゃう私なのでありました^^;

そんなわけで、もっと色々な方の感想を聞きたいところなのですが・・・
この「ROUGUE」ってタイトル、かなりありふれてるらしく・・・ググっても「ローグアサシン」とか吉祥寺のビアーパブROGUEとか、そんなんばっかヒットして、肝心の感想記事が探せません><
なので、いつも貸し借りさせていただいている皆様方!
もし、
「いっちょオラが観てやんぜ!」
という心意気がありましたら、遠慮なくお申し付けくださいませ!たのんます><

トレイラー貼っておきますね。

そうそう・・・途中、なんかエサでワニを釣って(錨がわりのデカイ釣り針みたいなので)、その隙に川を渡ろう、みたいな流れになり、あわやラダ・ミッチェルの相棒(わんこ)が犬身御供になりかけるシーンがあって、あそこらへんは怖かったです^^;
しかし、このわんこも忠犬でした!><

ところで、最近やたらと主人公が小指と薬指あたりをゴソっともってかれる映画が多くないですか?
「ヒルハブ」もそうだったし、「ホステル」の主人公もそうでしたよね。
「WOLF CREEK」もそんな感じでしたし。
人間なんで腕とかもってかれちゃうと死んじゃうので、以降も活動できうる範囲でのギリギリの切株なのかもしれませんね。
あるいは、単に流行りなのかもしれませんが(笑)
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by rushiha666 | 2008-09-07 01:26 | 映画感想‐ホラー‐
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