WOLF CREEK

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さて、いつもとは趣向を変え、今回は爽やかな青春ロードムービー「WOLF CREEK」(日本未公開)のご紹介です。
オーストラリアに新鋭、グレッグ・マクレーン監督がオーストラリアの美しい景観をバックに送る、若いバックパッカー達の恋と友情!
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さあ、オーストラリアの名所、ウルフ・クリーク・クレーターで、君もにおちてみないか!?

《あらすじ》
そんな感じでニヤニヤな展開も自動車(中古)が故障して、見知らぬ土地(携帯も通じない。さすが広い)で車中泊を余儀なくされる3人。
そこに近づいてくる車のライト。
それは気のいい地元のおじさんで、親切にも家まで車を牽引してくれるという。
若干の不安を感じながらも背に腹はかえられず、また、おじさんの気安い人柄にも感じ入り、お世話になる3人。
無事、おじさんの家に着き、焚き火を囲み飲み物を振舞われ、談笑する4人。
その時おじさんが言います。

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「but then I'd have to kill ya」(訳:だが、わしゃあんたらを殺さなきゃなんねえんだ



な・・・なんだこれー!!

おーもーしーろーいー!!!!

嗚呼、wataruさんありがとうございます!ありがとうございます!(ちなみにwataruさんありがとう企画第2弾でございます)
凄いもん観ちゃった・・・俺、凄いもん観ちゃったよ!
確かコレ、劇場公開時に「ホステル」に惨敗したらしいんですが・・・なんで!?なんで!?
もしかして、アレか。タラのネームバリューか!?きっとそうに違いないね!
と、言い掛かり付けたくなるほど気に入りました、「WOLF CREEK」!
熱烈なイーライ兄貴ファンの私にここまで言わせるとは・・・グレッグ・マクレーン、あんたさては天才だな?

とにかく、上手い。
前半のバックパッカー達の青春模様も、ニヤニヤ必至の恋も、雄大なオーストラリアの景観も。
そして、トーンが豹変する中盤以降が凄まじい。
確かに、「ホステル」の方がセンセーショナルかもしれない。
拷問という主題といい、エリートハンティングという組織といい。
しかし、いかにも「ありそうな恐怖」度は、「WOLF~」の方が現実味があり恐ろしいんじゃないでしょうか。
気安いおっさんが、その陽気な振舞いはそのままに、残虐な行為を嬉々として(マジで楽しそうに)行う様は、背筋が寒くなります。

そして、さあ主人公の脱出劇の始まりだ!・・・と、思わせてまさかの展開にもう吃驚。
もうそこだけでも充分びっくらかし大賞なのだけど、その後、なんとこの映画はさらにアクロバティックな展開の妙を見せます。
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マッドマックス!!(そいういやオーストラリア映画でしたね!)

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殺人鬼はスナイパー!!(よどみない動作に痺れるぅ!)

ええ、先日の記事で書いた、「田舎系殺人鬼」と「狙撃銃」の組み合わせの妙に気付かされた映画と言うのが、本作です。
非常に湿ったテイストの監禁・脱出シークエンスの後の、この、荒涼とした乾いたテイストはなんなのでしょう。
殺人鬼と犠牲者をロングショットで捉えたシーンなど、「ヒッチャー」(ルトガー・ハウアー版)を思い出してしまいました。
そしてラスト。
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夕陽に向かい、悠然と去っていくオッサン殺人鬼・・・この時、私は思ってしまいました。
先の、プロフェッショナルな無駄のない動きでライフルを構える姿でも思ったのですが・・・
「か、かっこいいい・・・」
徹底的に既知外でいけすかない、虫唾の走る中年オヤジ(メタボ気味)なのにもかかわらず、なんとなく、「シェーン!カンバーック!」と叫びたくなるような、この絵になる後姿・・・

これはDVDを買わなければ・・・これはライブラリせんと気がすまない。
そして、急遽予定を変更し、wataruさんシリーズはちょっと中断させていただいて、グレッグ・マクレーン監督のワニ映画「ROGUE」を優先させていただこうと思います。オタノシミニ!
(って一番ワクワクしてるのは私なんですけどね!)

それにしても、「ROGUE」を購入したのは、まさに僥倖でした。
だって、その時はまだ、「WOLF~」っを観ていなかったんですから。
まぁ、じゃぁなんで買ったんだという話ですが^^;・・・偉いぞ俺!
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by rushiha666 | 2008-09-06 00:33 | 映画感想‐ホラー‐
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