TURISTAS

嗚呼、素晴らしいです、電車の中で映画が観れちゃうなんて。
苦痛でしかない通勤電車の行程が、なんと潤い豊かになることか・・・(うっとり)
まぁ、おかげで携帯ゲームと読書がワリを喰ってますが・・・まーしかたないな♪
そんなわけで、wataruさんありがとうシリーズ第1弾!(お待たせしてすんません><)

c0154066_1428540.jpg「TURISTAS」(日本未公開)

《あらすじ》
ブラジルの奥地を旅行中のアメリカ人のマイクと、妹のベア、ベアの親友のアミィは、バスの転落事故に遭遇してしまう。
運よく事なきを得て、同乗していた白人の男女三人と意気投合、つぎのバスがくるまでのあいだ、ビーチで寛ぐことに。
だが、酒を飲んで夜を明かしてしまい、気づいたときには、身ぐるみ剥がされていた。
途方にくれる彼らのまえに、親切にも手を貸そうという現地の青年があらわれるのだが…

Filmpeep様より転載)

実にまったりとしたホラー映画でした。
いや、これはもしかしたらホラーじゃないのかもしれない。
実際、中盤の臓器摘出シーンがなければ、サスペンスにカテゴライズされるでしょうね。
(サスペンスにしちゃ前半がユルユルで、そこらへんは明らかに「ホステル」の影響下にあるわけですけど)

私は、この映画はいっそホラーでなく、サスペンスで売ったらよかったんじゃないかなぁ、と思いうんですが、どうでしょう?



中盤の臓器摘出シーンは、久しく見なかった「生きながらの人間解体」で、なかなかウッとくる良ゴアシーンなんですが・・・明らかに本編から浮いているのがなんとも。
アレですよ、普通にPCゲームとしてだと売れないから、おざなりにSEXシーン入れてみましたー、みたいな感じのエロゲーっぽいところがあるような。
だって、それ以外にホラー的なシークエンスが皆無なんですもん。
バックパッカー連中は、ほとんど一時に一網打尽にされちゃうんですよね。
これだけ頭数があるなら、「そして誰もいなくなった」式に、個別に捕らえられ殺されるのかなー、なんて思ってたんですけど。
そしてほぼ全員での脱出行。
脱出の過程で脱落者は出ますが、追っ手の現地人の銃撃で死亡とか、実にホラー臭くない。
その現地人たちも、決して食人族的な得体の知れぬ未開人、という感じではなく、あくまで金で雇われた労働者だし・・・

しかし、サスペンスとして観ると、これはなかなか見応えがあったりします。
勿論、傑作田舎怖い系サスペンス、ジョン・ブアマンの「脱出」(祝!DVD化!)などには遠さすがにく及ばないのですが、冒頭のバス事故シーンの迫力、終盤の水没した洞窟内での文字通り息が詰まるような緊迫感とか、なかなか悪くない。
キャラクターの描写もそれなりに描き分けられていて、「ちょっと軽めの田舎系サスペンス(ホラー)」が観たい方にはオススメです。

そうそう、この作品はある意味、「田舎怖い系」ですらないのかもしれません。
だって、全ての黒幕は白人だし、その黒幕も最後は現地人に裏切られるわけで(つまりモチーフはモロー博士?)、バックパッカー達も最後は現地の人の善意に迎えられるし。
「言葉も携帯も通じない異郷の地」は確かに怖いけど、でも、「ブラジル自体が怖いわけではない」というところに落ち着くところも、また、ホラーっぽくないな~と思いました。
あ、でもバスの運ちゃんの運転は褒められたモンじゃなかったな!
ブラジルではバスに気をつけましょう!(笑)

ところで・・・内蔵摘出シーンより、頭蓋にホチキスのシーンのほうがン倍も痛く感じたのは、私だけでしょうか?^^;
[PR]
by rushiha666 | 2008-08-31 00:34 | 映画感想‐ホラー‐
<< またしてもゾンビ好きな皆様に値... THE SIGNAL(邦題:地... >>