濃霧の中心で「必見だ!><」を叫ぶ

また「ミスト」ネタです、すいません。しつこいですか?ウザいですか?でも書く。

「ミスト」のパンフレットを買い逃したのは感想記事で書いたけれど、遅まきながら入手したパンフを読んで、胸を撫で下ろした私。
これは鑑賞前に読まなくて正解でした。
ともかく捲って早々1ページ目に赤字で「CAUTION!」と書いてあるのは伊達じゃない。話の筋は勿論、いかにして『衝撃のラスト15分』に辿り着いたかが、パンフにしてはやたらと突っ込んだ部分にまでを、監督はじめ色々な方が語っています。
町山智浩氏のダラボン監督へのインタビューが特に出色で、衝撃のラストへの町山氏の解釈を監督にぶつけるという凄いアプローチをやっているし(凄まじいネタバレですがしかし、おかげで鑑賞後の読み応えは素晴らしい。さすが町山さんだ!)、北川れい子氏の寄稿文は、なんとそのラストを論じるところから始まるし、鷲巣義明氏の寄稿は原作「霧」のなりたちから順を追って「ミスト」が出来るまで、を語り、そしてやはり衝撃のラストをもしっかり解説。
みんな!鑑賞前には絶対読まないこと!約束だ!
そのかわり、近年まれに見る読み応えと満足感です。これで600円は安いね。

それにしても、私は別の意味でも胸を撫で下ろしました。
ホント・・・感想書く前に読まないでよかった・・・
この作品は感想を書くのも凄く楽しく、しかもアガサさんの感想で新たな視点に気付けたりと、とにかく素晴らしく感想ブロガーとして充実させてもらったわけですが、そんな自分の感想、解釈、新たな発見・・・それが全て書かれちゃってたんですよ!
前述の町山氏のラストの解釈もそうだし、北川氏の寄稿文も同様。
そして、なんとキャストのインタビューでもトビー・ジョーンズが明かす監督とのやりとりで、まさに私の新発見が語られているという衝撃!
(以下ネタバレなんで反転。携帯とかじゃ反映されないみたいなので要注意!)

~あの場面でアメリカの観客は拍手喝采だって?人を殺す場面に拍手するってのは異常なことだ。それほど観客は追い詰められていたんだろう。
でも、2発目はどうだ?私はダラボンに「2発目は必要ないんじゃないか?」と抗議したけど、ダラボンは絶対に必要だと言い張った。
何故なら、1発目で喜んだ観客は2発目でゾッとしたはずだ。僕の演じるキャラと観客自身が心に隠した暗黒を見てしまってね。

《パンフレットのトビー・ジョーンズ(オリー役)インタビューより抜粋》

それはまさに、アガサさんとのコメントのやりとりで彼女が指摘した点であり、不覚にも私は鑑賞時に気付けなかったそれは、まさに、策士ダラボンの「仕込み」だったのでした!
嗚呼、私はダラボンの掌の上にすら辿り着けず、全然別の場所で踊っていたのだ><
(それに初見で気付いちゃうアガサさんも凄い・・・ま、負けたぜ・・・)

あー、久しぶりに作品(あるいはそのクリエイター)にしてやられた気分です。(※念のため、とても良い気分なんだぜ?)
最近、似たシチュエーションの映画を観る機会が多いのだけれど(例えば『28週後・・・』や『アイ・アム・レジェンド』)、ここまでの『してやられた感』はなかった。
というか、ここまで脱帽させられた映画自体、久しくないよね。
ダラボンすげーよ・・・彼の他の作品も、目を通さねばなるまいね。場合によってはライブラリも考える。少なくとも「ミスト」のライブラリは確実だし、今年これから観る映画は全て、
『ミスト』以上か以下か
で判断せざるを得ない。それくらいの映画になりました。私にとって。

そんなわけで必見だ!みんな、必見だよーぅ!><
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by rushiha666 | 2008-05-21 01:53 | 映画感想‐ホラー‐
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