『シルベスター・スタローン・他』 の、真実

c0154066_14465132.jpg「ランボー最後の戦場」(ハヤカワ文庫NV)が入荷したのでチラ見してみましたが、著者『シルベスター・スタローン・』の実態がわかりました。
表紙を見ると、さらに横山啓明[訳]とありますが、英語で書かれた奥付を見ると、

RAMBO
A Novel by Hiroaki Yokoyama
Based on the screenplay by Art Monterastelli & Sylvester Stallone
Based on the characters created by David Morrell


ようするに、シナリオから日本の作家(この場合翻訳家)が小説化した、あまり歓迎されないノベライズ手法です。映画「バイオハザード」の1作目や「サイレントヒル」で私も痛い目を見たパターン。
(おかげで、寄寓にもこの2作の小説家を担当した某作家のオリジナル作品を読む気が失せたものです)
そして、当然マレル、ノータッチ(涙)
これが一番痛い・・・ちょっとだけとはいえ、やはり期待しちゃっていたんだなぁ・・・
それにしても・・・薄っいなぁ・・・ホント、絵に描いたような映画タイアップノベライズだ・・・いや、勿論「読んだら面白かった」という可能性もあるんですけどね。
翻訳家が書いてるので、外文的雰囲気はあるかもしれないし。
でもまぁ・・・映画観た後、時間と金銭的余裕があったらで、いいかなぁ・・・

c0154066_1448754.jpgそれより気になったのが同日発売のブライアン・マギロウェイ「国境の少女」(ハヤカワ文庫HM)
表紙のデザインが帯を含めて(この画像は帯ナシだけど)秀逸だ・・・
冒頭、降りしきる雪の中、死体で発見される少女の姿を描いてるわけですが、雪、地面、少女(の死体)、そして国境線を意識しているであろうタイトルの位置と、縦書きの帯の文がデザイン的に素敵過ぎる。
物語も、複雑なアイルランド問題と深く絡むようで興味を惹かれます。
テロリストやら傭兵やら、そういうのがやたら出てくる小説を好むせいかアイルランドとその諸問題は身近なネタですが、しかし、真っ向から描いたのを読んだことがない私。
せいぜいフォーサイスやクランシーの諸作で触れた程度。
あとはグリーングラスの映画「ブラディサンデー」くらいかな。
これは良い機会かもしれません。

そうそう、前に触れた(やはり同日配本の)フランク・シェッツィング「深海のYrr(イール)」(ハヤカワ文庫NV)はやはり面白そう。
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発見される異様な海洋生物に端を発し、毒性生物の増殖、多発する海難事故、魚介類に潜んでいた病原体が振るう猛威など、なんとなく(いや全然違うけども)最近ボ~っとすると手にとってしまう漫画「HUNTER×HUNTER」のキメラ・アント編を想起してしまうな。
表紙デザインもグゥ。

c0154066_1512514.jpgでは最後に、ジーン・ウルフ「拷問者の影」(ハヤカワ文庫SF)新装版表紙画像などを。
私未読なんですが、本編のイメージには沿ってるのかな?
やっぱり旧版の表紙のが素敵だったなぁ・・・というのは懐古主義がすぎますかね?^^;
まぁ、未訳分も訳出される今回の新装版は、表紙がなんだろうとマストバイなわけですが。
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by rushiha666 | 2008-04-24 15:10 | 小説
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