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死を呼ぶホームラン

本日はなかなかレアなスラッシャー映画を紹介します。
どのくらいレアかというと、かの「ショック!残酷!切株映画の世界」で一言も言及されてないほどレア^^;
死を呼ぶホームラン_c0154066_21281253.jpg
死を呼ぶホームラン(原題:The Homerun of the Death)

《あらすじ》
少年野球に励む息子の未来に期待し、地価に息子専用バッティングセンターを自作するほどの親馬鹿、ペンションオーナーのバンブロー氏。
しかし、泥酔した若者客の火遊びが原因でペンションは全焼。
バンブロー氏は全身に火傷を負い、息子は焼死してしまったのだった・・・
その後、ペンションの焼け跡で、複数の惨死体が発見される。
殺されたのは、あの若者客達。
それは、バンブロー氏の復讐だった。
そして、精神を病んだバンブローは、あらゆる若者にその復讐の刃――火炎放射器を向け始めるのだった。
「どこへいったんだ、わたしの大事なジミー!もういちど、あの素晴らしいホームランを見せてくれぇぇ!」


・・・ようは「バーニング」のパクリです^^;
「バーニング」に、当時流行の心温まる系少年野球ドラマを強引にチャンポンしたのがコレ!
殺人鬼の得物が火炎放射器という変り種で、スラッシャー映画の最大の喜びである「切株表現」には乏しいけれど、後半の地下バッティングセンターで見られるバンブローの息子への妄執と、「シャイニング」のラストをさらに理不尽にしたような(笑)印象的なバンブローとの命を懸けた追いかけっこは必見の価値アリ!
「ジミ~!ジミ~!ジミーのホ~ムラ~ン!」って声が怖いんだw



と、いうのは全部嘘!(てへ☆
実は、上の話は「イルブリード」というゲームの最初のステージの話だったりします。
湯川専務が懐かしい、DCのゲームです。
このゲームは、ヒロインが謎の人物が作ったホラー・テーマパークに挑むという筋で、その中のそれぞれのアトラクションが1ステージになっていて、そのアトラクションは1本の映画を模しているわけです。
ちなみに以降のステージのタトルは、

女王ミミズの復讐(The Revenge of Queen Worm)
材木人間(Woodpokkur)
殺人デパートの恐怖(Killer Department Store)
キラーマン(KillerMan)
トイハンター インダくん地獄へ行く(ToyHunter Inda Goes to Hell)


ゲーム内容は、ズバリ《お化け屋敷》。
「ドッキリポイント」を予測し、アイテム(有限です)でその罠を解除しつつ、「バイオハザード」っぽいバトルもこなしながら、アトラクションのゴールを目指します。
そのゲーム性は手放しで絶賛出来るものじゃないんですが、ともかく全編に溢れたホラースピリットが素敵すぎです。
例えば、ゲームオーバーになると、ちゃんとパーク内の医務室に運び込まれて、怪しげな医師にノコギリとかでスプラッタに手術されるんですよ(笑)
アトラクションだから、当然裏方の作業員とかがいたり・・・とはえい、全力で主人公を殺しに来るんですが^^;
とにかく、大爆笑しながらプレイしたのを覚えています。

残念なのは、今は亡きDC(ドリームキャスト)のゲームで、おいそれとは薦められないコトですか・・・
そういえば、確かXboxに移植の予定があったはずだけど、ボツったのかなー?

B級ホラーファンに捧げる「イルブリード」プレイ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm91107
(ニコニコ動画)
ニコニコに動画がUPされてたので、参考までにリンク貼りました。
(導入部からなのでちと長いけど^^;)

そうそう、上の画像はゲームの攻略本に載っている素敵なフェイク・チラシです(笑)
この攻略本のセンスも素晴らしかったなぁ!
by rushiha666 | 2008-03-18 00:02 | ゲーム雑記
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