[28週後・・・](3)カニバリズム

例えば、「ゾンビ」や「死霊のえじき」のTV放映で、ゾンビが美味しく人間様をご馳走様するシーンが丸々カットされていたとしたら・・・そりゃもう噴飯モノに憤慨してブログに記事のひとつも書いちゃうところですが。

「28週後・・・」には人肉食のシーンはありません
だって、彼らはゾンビではなく、ウィルスによって星一徹以上に怒り心頭に発した(だけの)人間だからです。
では、それで「28週後・・・」に『カニバリズム・シーンがないことへの不満』があるかというと、ない

あれー?僕、ゾンビの人間むしゃむしゃシーン大好きなのに、どうしたのかなぁ?

なんて、ちょっと自問自答してしまいました。
で、色々考えた挙句の私なり結論が、「人間の死が印象的に描かれていればよいのかな?」(結論なのに疑問系w)ということでした。
ご存知のように歩く系(ロメロ系)「ゾンビ」の物語のペースは「じわじわ」です。
ゾンビの迫るスピードも、人間たちを取り巻く沈鬱な空気の濃度もじわじわと増していく。
だから、カタストロフの後、ゾンビがうまうまと食事するシーンもまたじっくりと描かれ、それがなんともいえない寂寥感をかもすわけです。

ひるがえって「28週後・・・」は、早い。とにかく早い
そのテンポの中で、みんなで群がってむしゃむしゃとか、テンポを損ねること甚だしい。
口より先に手が出る、否、むしろ全身で突っ込め突っ込めヘイ!的襲撃方法こそが、この映画には適してるんだよね。

では、肝心の「人の死が印象的」であるか。
「28週後・・・」のレイジ感染者の襲撃シーンで否応無く思い起こすのは、ルワンダなどに代表される、民族的ヒステリーが高じたジェノサイドです。
正直、その怖さはガブガブ食われちゃうのの比ではない、と私なんかは思います。
「隣人に食い殺される」はファンタジーですが、隣人にフルボッコに殴り殺されるというのは・・・なまじ行為が現実的である分、怖い。

ゾンビ化なんかは、むしろ私はなってみたいですけどね。無論、進んでではないですよ?死に様の理想のひとつとして、ですが。
ただ、レイジ・ウイルスに感染したいかと問われたら、NO!
だって、もがき苦しんだ次の瞬間目茶目茶怒りまくって人間みつけりゃ全力疾走。(うわー、疲れそう・・・)
そして、末路は餓死ですよ?(最低だ><)
あー、御免こうむります。STOP!レイジ・ウイルス!><
えーと、「28週後・・・」感想は、多分あと2回ほど(ダラダラと)続きます。
大胆にも次回予告しちゃうぞー。

次回、「28週後・・・」感想(3)『ラスボスの是非』
君は、刻の涙を見る・・・(←意味ナシ)
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by rushiha666 | 2008-03-11 10:44 | 映画感想‐ホラー‐
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