ノベライズ版バイオハザードⅢの驚き

通勤の満員電車内で、携帯ゾンビセル」上巻の続きでも読もうかな~と上着のポケットから取り出しウキウキページを捲ったら下巻て><

仕方なく、まだ手を付けるつもりの無かったノベライズ版「バイオハザードⅢ」を購入。帰路の電車内で捲ってみて吃驚。

主な登場人物
アリス・アバーナシー・・・〈ハイブ〉の元セキュリティチーフ
サミュエル(サム)・アイザックス博士・・・ネメシス・プロジェクトの責任者
ジル・バレンタイン・・・元ラクーンシティの特殊部隊S.T.A.R.S.隊員


・・・なんですと!?
た、確かに初回配本の検品時にちらと捲ったページにジルの名を見た記憶はありますが、「どうせ回想シーン」かなんかかな~と高をくくっていたのに・・・序列3番目ですと!?

驚いたことに、この小説は複数の時間軸を交互に語る手法を取っています。

・ラクーンシティ崩壊時(映画バイオハザードⅡ)
・ラクーンシティ崩壊直後(映画バイオⅡとⅢの間!
・世界崩壊後(映画バイオⅢ)


そこでは、映画バイオⅡの後、アリス達はどうしていたのか、何故ジルが仲間から離脱したのか、いかにしてTウイルスが世界中に蔓延したのか、政府やアンブレラ社がそれにどう対処したのか、何故アリスが離脱したのか、何故コンボイにアンジェラ・アシュフォードがいなかったのか、が、なんと描かれています・・・

ええそうです、我慢しきれず中盤まで斜め読みしちゃったのですよ><
勿論読む順番は「携帯ゾンビ」が先、後でちゃんと読むけどね!
こっちも凄く楽しみになってきちゃいましたよ。

特に、映画バイオⅢのジル・バレンタイン女史不在にお嘆きのあなた!
同士戦友!喜ぶがいい!
本作でのジル・バレンタイン登板はちょっとしたファンサービス・レベルじゃないのだよ!
まさに、

もう一人の主人公。

さらに、ゲーム版経験者には嬉しい配慮もなされています。
映画バイオⅡで何故ジルは私服だったのか?
勿論、映画では単にゲーム版3でのジルのコスチュームを再現したにすぎないのですが、本作ではちょっと違いまして・・・

実はジルは警察に愛想をつかして町を出て行こうとしてたのです。(だから私服)
何故彼女が警察を見限ろうとしたかというと・・・

ジルのチームがアークレイ山で遭遇した化け物――それはどう見ても死体だが動き人肉を求めていた――の事件を署長が握りつぶしたから。

そう!〈ハイブ〉事件の前に、ジルはアークレイ山でゾンビに遭遇していたのです!
そしてアークレイ山と言えば?
そう、どうしたってゲーム版バイオ1作目を思い出す・・・
(勿論、ゲームそのままの事件があったわけではないけれど、オマージュとしては充分)

さらに、コンボイの隊長クレア・レッドフィールドは、ある人物に思いを馳せる。
「クリスはどうなったのだろう?」

とまぁ、食いつきやすい要素をわざとらしく羅列してみましたが、映画冒頭の、ある死体を運ぶ二人のアンブレラ職員に詳細な描写があったり(なんと名前まである!)、クレアのコンボイの編成車両にそれぞれ来歴があったり(あのバスはスクールバスだったとか)と、細かい描写が追加され、どう考えても、

映画の倍以上には膨らませてありますよ、コレ。

ノベライズ版の著者、キース・R・A・デカンディード氏はどうやら、映画版シナリオの矛盾、突っ込みどころを払拭する腹積もりらしい。
それは、先に述べた某死体を運ぶアンブレラ職員二人の軽口からも明らか。

「なんだか軽いな」
「胸の半分が吹き飛んでるからね。成功間違いなしのダイエット・プログラムだ」
「あのおっぱいじゃ、そうでもないさ。ドリー・パートンみたいなのなら別だが」
「ああ確かに。俺は本物と訓練したことがあるんだ。でも多少の脂肪はあった。そうだろ?」
「まあね」


・・・スゲェ・・・プロデューサーに喧嘩売ってるよこの人!!

(・・・だ、大丈夫なかしら・・・他人事ながら心配だ・・・)
ともかく、読むのが楽しみな小説が1冊増えましたよ。
「スパイダーマン」のノベライズ(奇しくも同じ角川文庫)は完全に映画を上回る出来で驚いたけど(そういや旧ブログで感想書き忘れてたかな?)アレに匹敵するような出来だと嬉しいなぁ。
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by rushiha666 | 2007-12-05 00:42 | 小説
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